初めての英会話教室で、日本語でも答えられない質問が来た。

1.英会話教室を体験するまでの経緯

 英語学習論を読んで以来スピーキングの大切さに気付いた私は、買うだけ買って手を付けてなかった参考書を用いて勉強していました。といっても、勉強時間はまだ1か月も経っていませんが……。

 そんな矢先、同僚がいずれあるかもしれない海外異動のために、業務中に2人でいるとき、雑談の代わりに英語で会話して練習したいと言い出してきました。会社ではTOEICL&Rが800点だからというだけで英語が得意ということになっていますから(※)、スピーキングが未熟な私は大変困ったわけです。

 しかし、捉え方を変えればスピーキングを学習するとてもいい機会です。 加えて、その同僚は普段から結構忙しいので、私が英語学習の一助になって負荷を落とすことができればとても良いことだと思いました。

 というわけで、英会話教室を受けてみたいと長年思っているだけでやってなかったことを受けようと思い、本日(2022/6/5)朝に体験レッスンを終えてきました。何分今まで英語で会話する経験がほとんどない上に、そもそも外国人とまともに会話を交わすのが何年振りかわからないレベルです。なので、自分の英語の未熟さを認識させられるのだろうという予測はついていました。

 ただ、その体験レッスンで予想外のところからぶん殴られたので、その衝撃をそのままに記事を書いた次第です。

(※)
 TOEIC勉強した人ならわかると思いますが、TOEIC L&R800点取ったところで勝手に評価が上がるだけで、急に人が変わったような成長が起きるわけではありません。

 無論、その点数まで持っていけるくらいの勉強した以上英語力は伸びています。しかし、それでも英語学習者向けの動画や文章ですらなかなか苦慮しますから、こんなんで800点も取れていいのかという無力感のみが残ります。加えて、圧倒的に学習機会の少ないスピーキングとライティングに至ってはL&Rでは評価できず全くの未知数です。
 
 ライティングについては私は旧工業英検2級(現在の技術英検準プロフェッショナル)を持っていますが、受ける人が少なすぎてごく限られた分野でしかこの能力は証明されなさそうです。

2.難問「オススメする日本の行事って何?」

 受けたのはレアジョブ英会話です。これを選んだ理由は特にありません。

 迎えてくれたのはフィリピン人のNeil先生。この人はめっちゃ優しかった。笑顔を全く絶やさないし、Could you say it again, please?とか言っても快く復唱してくれました。

 最初はレベル診断ということで、レアジョブ英会話独自のレベルに当てはめるためのテストが始まりました。最初の質問はコレ。

趣味はなんですか?(意訳)

 OK。これは料理とVR卓球です。実際には詳しい説明ができないという理由でVRとは言いませんでした。
 よし次だ。

What is your favorite food?

英語はうろ覚え。以下同様

 うわっ日本語でも困るやつ来た。これは手持ちの参考書にもある質問でしたが、その時でも困ったものです。苦手な材料使われていない限りだいたい好きなので。

 挙げるなら麻婆豆腐(Mapo tofu)のようですが、これを英辞郎で調べた時に該当しなかったのが怖くて使えませんでした。今思えば、Googleで山ほど該当するので堂々と使ってよかった気もします。その麻婆豆腐を説明しろって言われたら結局日本語でも困るけど。甜麺醤と豆鼓の説明も付随してくるので。

 しょうがないのでリンゴにしました。甘くておいしいし食べやすいからです。はい次。

"What do you recommend Japanese food to me? And why is that?"

うろ覚え

 えっ……え~~~~~~~~っっ??日本食限定??しかも私が好きかじゃなくてあなたにオススメ??

 料理好きの私ですがこれは日本語でも難問です。書いている今でもわかりません。苦し紛れに味噌スープを挙げましたが、当然支持する理由は皆無なので、答えに詰まりました。パスで。次、お願いします。

"What do you recommend sightseeing place in Japan to me? And why is that?"

うろ覚え

 ……知らんがな……。

 私は出不精な上、とくに就職してからは自宅の中が快適すぎるのでほとんど旅行に行った経験がない人です。なので、どこ観光すればいい?と言われたところで、

「えっ……旅行行かないからわからんけど……北海道とか……?」

 とかしか言えません。質問自体は普通ですが私にとっては難問です。結局これも答えに窮しました。今考えれば、そういう理由があってわからないですと言えばよかったのでしょうけど、何年ぶりかもわからない英会話中にそんな難問をぶつけられたのですでにキャパオーバーを起こしてもうパニックです。こ、これパスで次お願いします……。

"What do you recommend activities in Japan to me?

うろ覚え

 ミ"(絶命する音)

 行事をオススメするなんて観点で考えたことないよ……。そもそも私日本の行事らしい行事全然参加しないからマジでわからん……。

 という感じでボロボロすぎたのでレベル診断の結果は2。下記ページを見るに、CEFRでいうA1なので初学者も同然です。雑魚じゃん

 言い訳ですがこれは質問との相性が死ぬほど悪かったのが原因としか言いようありません。実際、そのあとそのレベルに沿った教材が選ばれましたが、出てくる表現は以下のようなものでした。

・Hi!
・I'm (名前).
・Nice to meet you, too.
・I'm good/great. How are you?

 小学校の授業かな?余裕でこなせました。

 あと、地味に先生のスピーキングがTOEICよりちょい優しいくらいの聞き取り難易度だったのですが、初学者はついていけるのかが疑問でした。教材そのものは簡単なのも結構あったものの、質問の絶妙な難易度を含めて考えると割とスパルタなのかもしれません。Could you say it more slowly?とか言えばいいのでしょうけど。

3.とりあえずしばらくガンバリマス

 いずれにせよ、今までスピーキングの機会が皆無に等しい人だったのでしばらく頑張ろうと思います。前述の英語学習論に出ていたのは基本一人で練習する方法で自分も実践していますが、客観的に見て成長してるかがわかりにくいですし妥協しそうな気がします。

 そういう意味で、英会話教室で負荷をかけて確実な成長につなげようという魂胆です。ただそうはいっても決して安くはない買い物ですから(日常英会話コースを毎日1回25分コースで6,380円/月)、やる以上は積極的に頑張ります。

 とはいっても、教師からの評価以外になにか数値とか合否とかでハッキリわかるマイルストーンが欲しいですね。ぱっと思いつくのは英検とかTOEFLとかIELTSとかですが……。うーん。

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