「アップルパイの午後」座談会🍎|演出家編③
本日も 「アップルパイの午後」座談会 演出家編の第3回目をお届けします!
▼第1回はこちら
▼前回第2回はこちら
今回は、実際に稽古してみての感想をお聞きしました。おふたりの「役割分担」のお話が聞けました。
座談会進行は、「稽古場観察日記」のお届けもつとめます佐々木明音です。
───約一か月半、共同演出での稽古をされてみていかがですか?
翠月:とぐろ巻いちゃって、絡まっちゃった私の言葉を、衣穂が解きほぐして、解釈して、みんなに伝わる形にしてくれるっていう感じがあります。
池田:原作、脚本から伝えたいことと、時代背景とかの作品に関する資料はひとみんがすっごく沢山持ってて、そこから一歩出るところまでは、ひとみんの方が得意だし、出来ることだと思う。で、ひとみんが「ぶわっ!」って出した言葉を、舞台上で整理する、それをどう表現しようかっていう具体的なものを考えるのが私は得意だし、出来ること。
私一人ではここまで沢山のアイデアは出ないから、ひとみんはアイデアの種をいっぱいくれるって感じかな。
翠月:私からしたら(池田は)アイデアの塊って感じがするんですけどね。
池田:(翠月は)「源泉」ってかんじかな。
翠月:おんせん……? あっ、「スーパー銭湯をつくりましょう、観光施設にしましょう、こういう人を呼びましょう、ハワイアンズみたいにしましょう」って決めるのが衣穂ってこと?
一同:(混乱)
池田:なんか分かりづらくなってる気がする……(笑)
───温泉を掘り起こすのが翠月さんなのかなと思いましたけど(笑)
池田:そうそう、ひとみんが温泉の知識すごい豊富で「ここは肩こりに効くから」とか「これは肌にいいから」とかで掘り出してくれて、「OK、じゃあこういう見た目にしたら、より肩こりの人に届くし、温泉として気持ち良いんじゃない?」って考えるのが私ってかんじ。
翠月:それだ~!
一同:(爆笑)
池田:分かりづらくなってんな、これ……(笑)
───では稽古は順調ですね?
翠月:楽しいです。
池田:ね、面白い。
……
今回はここまで。
次回の更新では
・稽古場の安心・安全のために🫂
演出家として、稽古場づくりをどのように意識しているかお聞きしました。
お楽しみに!
佐々木明音
翠月瞳自主企画vol.2
「アップルパイの午後」
尾崎翠の代表作『アップルパイの午後』
共同演出・生演奏で舞台化!
モダンとクラシックの融合を試みる新たな挑戦。
2023/6/16(金)~6/18(日)
@スタジオ空洞(池袋駅、西口徒歩7分)
🍎チケット予約🍎
ticket.corich.jp/apply/261098/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?