見出し画像

HOPELESS ROMANTICKER バンドをやりたい奴は絶対に読んどけ‼️Vol.11

第二章「いよいよ本命バンド始動!」

メンバー、スタッフ揃ったぜ!はい!次!

よくここまで来たな。ここまでどれくらいの時間がかかった?
人によっては2年以上かかった人もいるんじゃないかな。でも心配すんな。しっかりと準備した方が走り出したら速いから!

さて、いよいよ船出。
まずはおめでと!ここから更に実践編に入っていく。

すぐにライブをやりたい気持ちもわかるが、焦るな。
そのライブは意味がない。
前にも伝えたが、バンドをやる上で障壁になるのは「金・恋」だ。
メンバーがみな金持ちの子供ならいいが、そうはいかない。
お金のないメンバーに合わせたプランにしてやる必要がある。でないと、早々に借金地獄か、バイトに明け暮れるメンバーに合わせた活動になってしまうからな。
最初にスタッフも含めて、とにかく誰かの部屋か区や市でやっているリハのある施設でよくよく話し合え。缶ビールでも飲みながら。店に行かなくていいからな。金かけちゃダメだから。そこで、次の点を何度も何度もしつこいくらい話し合え。

俺らは死ぬほど飲み過ぎた。
すぐに店に行ってオーディションの賞金やライブの売上を使い果たした、、、

・バンドのビジョン(将来像)の共有
・期限決め
・年間スケジュール
・バンドのルール
・ざっくりとした予算
・担当

 まず、『バンドの将来像』
これは冒頭でも言っているが会社で言うとこの定款だ。

パン屋になりたいのか寿司屋になりたいのか、寿司屋でもカウンターの高級店なのか回転寿司なのか。
メンバーとスタッフが同じ景色を頭の中で描けるかが大切。
配信だけでいきたいのか、ライブバンドにしたいのか、テレビを目指すのか、海外を目指すのか、武道館を目指すのか、ドームを目指すのか、どのように売れたいのか。何度も何度も話し合って、徐々に徐々に修正し、一致させていく。
立ち上げの時は皆燃えていて勢いもあるからある程度は助走の勢いで突っ走れる。が、バンドには停滞期が来る。その時に解散するか脱退するか踏みとどまれるかは、この将来像の共有が出来ているか出来ていないかで大きく結果が違ってくる。

強制は絶対にしないように。説得も。
全員がプランがあるわけではないはずだから、悩んでいる奴にはそっと背中を押す程度で。

矯正や説得は一番意味がない。
将来像の共有ができないメンバーに対して、君が君の情熱で強制的に「yes」と言わせたとしても解散や脱退を先延ばしにするだけだから。
なん度も言うが、脱退も解散も早ければ早いほど修正がきく。
同じビジョンをどうしても共有できない場合は早めにお別れしておくのがお互いのためでもある。
それも喧嘩別れは絶対にしないように。20年後にどう変化しているかなんて誰にもわからないから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?