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癒される不思議な話 4話『浅草で聞いたお告げ』

私は年に何度か浅草に行きます。待乳山聖天(本龍院)を参拝するためです。困ったことがあれば祈願しますし、叶えばもちろんお礼に伺います。
これは、その祈願にまつわる不思議な体験です。

なかなか叶わない願い

訳あり物件から出られなくなり、最後の手段として神頼みをした私。それでも、一向に叶いません。
いつ解決できるのかおおよその時期だけでも知りたいと思い、
「いつになるのか教えてください」
とお願いし、いつものように軽く散策して駅に向かっていたときです。

具体的な場所、業種はあえて書きませんが、ふいに一軒のお店が気になった私は、立ち止まって店先に並べられた商品を眺めていました。
すると、店の戸が開き
「よかったら、お茶でも飲んでいきませんか?」
と声をかけてきた人物が・・・。見ると、そこの店主らしい年配の女性が立っています。

意外な場所で聞かされたお告げ


人見知りゼロの私は、お言葉に甘えて促されるまま店内へ。
中に入ると、数人がお茶を飲んでいます。どうも常連客のようでした。お茶をいただきながら軽く世間話をした後、そのうちの一人から抱えている心配ごとを聞かれた私は、家の問題がなかなか解決しないことを話しました。
すると、
「そうだなあ、秋風が吹く頃には解決するよ」
と言うではありませんか!

続いて、このようなことも言われました。
「今は大変だろうけど、あなたは落ちていく人じゃないよ。大丈夫」と。それどころか、前よりずっと良くなっていくようなことも言われたのです。

そこまで話をされて不思議な感覚に陥っていると、突然奥のドアが開き、今度は若い女性が顔を出しました。何やら慌てている様子で
「どう?大丈夫だった?」
と男性に声をかけます。男性は
「大丈夫、大丈夫!この人、落ちる人じゃないから」
そうにこやかに答えます。

女性はホッとした表情で出てくると
「大変だと思いますが、頑張ってくださいね!」
と励ましてくれたのでした。

店に滞在していたのは十分ほどかと思います。何が何だかわからない状態でしたが、お願いした通りに叶う時期を教えてもらえたわけです。
そして、10月下旬になって実際に解決の目処が立ちました。しかも、助けてくれたのは夢に出てきた人物。別な問題も一緒に解決する形で終わりました。


そのときに見た夢がこちらです(2話目のほうです)。


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