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心の壁を取り払って、相手と向き合うことでわかること「薫る花は凛と咲く」

こんにちは。
ついにゴールデンウイークも最終日ですね。
長かったような、途中に平日もあったので特に変わりなかったような
有給を使ってのんびりした方もいらっしゃるでしょうし
暦通り頑張った方も、忘れちゃいけない、休日が忙しい方も
全ての人に頑張ったで賞をあげちゃいます!(なんだそれ)

さて、私は連休ということで
漫画を10冊ちょっとレンタルし、一気読みをしておりました。
本当は、4冊で完結する漫画も読みたかったのですが
読むペースが遅いので…延滞になるのが怖くて
今回は1シリーズだけにしました。
既刊は12巻までですが、レンタルが11巻までだったので
そこはご了承ください。

こちらを読んでいました。
あらすじはAmazon様より

とある場所に、隣接するふたつの高校がある。バカが集まる底辺男子校・千鳥高校と、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子。そこに通う紬 凛太郎と、和栗薫子が出会い…。

“近くて遠い”二人が織りなす、鮮やかな青春彩る学園物語!!

ちょっとした周囲にバレないようにしたラブコメかと思いきや
最初こそ、主人公の凛太郎は金髪ピアスで強面の自分と
ヒロインの薫子さんを比べて見てしまいますが、
「私は、桔梗とか千鳥(お互いの学校)とかではなく、
凛太郎くんを知りたいんです」

という真っ直ぐな態度に
自分が無意識に壁を作っていたことに気づいた凛太郎は
考えを改め、学校を通して見るのではなく、薫子の本質を知ろうとします。

そして、少しずつ二人の仲は狭まっていきますが
やはり周りの人間が黙っていません。

底辺男子校の生徒というだけで、まるで汚いものを見るような態度を取られ
それに対して、薫子がどれだけ頑張ってお嬢様学校で頑張っているかを
薫子の大親友の昴に打ち明けられ
「もう、会わないでください」と言われますが
「それはできない」と凛太郎はきっぱりと言います。

ここまでは、周囲の反対を押し切ってでも、付き合っていくんだろうな
と感じさせるのですが
この後、どれだけ凛太郎が見た目ではなく、内面が素晴らしいか
また、その凛太郎の学校の男友達も学力の差はあれど
何も変わらない、普通の存在なのだということが
色々なイベントなどでわかっていきます。

この漫画の素晴らしいところは
人を見た目や所属だけで決めつけない
というところです

最初は、本当に対立しすぎていて
そこまでしなくても…。と思うのですが
ひとり、またひとりと
自分で壁を作っていただけで、本当は皆いい人なんだ
ということに気づいていく

その描写がとても繊細に描かれています。
ある時は、女子校の親友視点、ある時は、男子校の友人目線
学校や教師の言うことと、実際に接してみて感じるギャップに
少しづつ、お互いの蟠りがなくなっていく

人を見る。
この言葉に尽きます。

もちろん、不器用な凛太郎と、頑張って背伸びしている薫子の
ラブコメも楽しめますので、普通にキュンキュンしたい方にもオススメです
友情、愛情、青春、家族愛、全てが詰まった漫画だと思いました!

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