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イベント参加レポート 「春の借金祭り 〜飲食事業を背負って〜」@長野市

フーが開催する借金のイベントに参加

友人に誘ってもらった。40代も中盤になると?コンフォートゾーンから出なさそうなので、誘ってもらったら断らないで生きています(とりあえず2024年は)。それと、年齢を重ねるとだんだん誘われなくなりそうだから、「あいつは声かけるとほいほい出てくる(笑)」と思われる方が得なはず。

さて、今回のテーマは借金。

まず、すごい人の数。イベントの企画のは切れ味はさることながら、柿次郎さんたちが、全国各地を回っている時間や、長野市を中心に企画してきた活動の積み重ねの威力を痛感。人との接点こそ資産的な振る舞いをするのか。参加費に加え飲食やグッズが組み合わされ、イベントとしての経済合理性も担保されていそう。はい、すごいです。

テーマの借金だが、会社として融資は受けているので、借金自体は経験済みではある。都市銀行、信金、地銀、政策金融公庫、保証協会など、ある程度の金融機関とはお話ししている。当社は、不動産や設備がほぼないので、金額はそこまで大きくなっていないが、運転資金なので、返済期間が短く、金利が(不動産や設備)に比べると大きい。そして、まだ何年も残っている。ジーザス。(融資は数年間の自分の行動を迷わせない作用がある)

今回の登壇者は3名(私よりも若い)で、全て食品製造に携わっている方々。で、今回のお三方はは、工場だけではなく飲食店なども展開している(しようとしている)ため、設備投資(≒融資額)は大きくなっていく。拠点は、愛知、山梨、秋田。(冒頭のイベント概要参照)

さまざまな制度(スーパーL資金など)を活用し、人(銀行スタッフ)の協力を獲得しながら融資を受けているが根幹にあるのは、夢とその土地に根を張る意気込みや、その土地への惚れ、なんだろうと思う。(さらりと書いてしまうが)

おぉ!と思ったことをピックアップ

「やりたいことに敢えて理由を設けないようにしている」

(↑これはやりたいことに理由があると、その理由自体を信じられなくなった時にやらない理由ができてしまうから。最初から理由がなければ、やめる理由は浮上してこない。ということと解釈している)

夢は言い切ることや揺らがないことが重要なのだ

「夢も、相手によって伝え方を変えている」

揺らがないこともさることながら、伝え方にも意識が回っているのか。夢は大きくて押しつぶされることもありそうだが、コントローラブルな状況なのか。言っている回数が夢と自身を対等にする唯一の方法な気もする。

地方で融資を実施するのは地銀や信金が中心となるので、地域に根を張り、移動する可能性がかなり小さい事業者とは相思相愛の関係になりやすい。

さらに、地銀や信金の案件の中でも、必ずしも攻めの融資(と言っていた)ばかりでなく、守り(売上が落ちているからお願いしますm(_ _)m)の案件も多く、攻めの案件というだけで銀行員はワクワクしてくれるとも言っていた。(とはいえ、銀行員が登壇していたわけではないので真意は不明)

ここら辺は自分自身も金融機関とはよく話すので、土地勘があった。個人的には飲食店や食品製造業未来の話が興味深かった。

「食のリテラシーがあがってきて、ちょっとやそっとでは美味しいと言われなくなってきた」

「3年間予約で埋まっている飲食店が、食品製造業に方向転換した」

「まずプロダクト。プロダクトは地域へ集客するメディアにもなりうる」

飲食店や宿などのサービス業は、どうしても労働集約型モデルから抜け出せないが、食品製造であれば、労働集約型モデルや土地の縛りから抜け出せるということかと思う。

ここら辺のビジネスモデル論争は、揺れ戻しもあったり、同業者が増えすぎて過当競争になったりと、専門家からすれば、どっちもどっちとなるかもしれないが、ある特定の企業や特定の地域のように範囲を絞れば、これからのありうる未来の一つと思ったりもする。

以下は自分の感想

家族に子どもが3人いて、毎日台所に立っていて、下手なりにも食事をつくっていて、料理の楽しさを実感しているので、純粋に食品製造や飲食店をする方がへのリスペクトが爆上がりしていることもあり、終始、かっこいいなぁと思って聞いていた。一方で、事業としては、得意分野でもないいし、初期投資大きすぎて、ハードル高すぎ修羅の道だな、、、と思うばかりであった。

さらにである、最近はアウェイ(というか知り合いが少ない)なイベントに参加してみて、その場での身の振る舞いや心情の揺れなど、ちょっと落ち着かないというか着地できていない感じはある。(主催したり、ゲストとして呼ばれたイベントには最初から居場所がある)

その着地していない感じが、食品製造や飲食店の方々へのリスペクトとともなって、なぜか自分のことを矮小化させる作用として働いてしまったりする。もちろん自分自身に至らない点があるのは当然なわけだが、だからといって自分のことや、やっていることを無駄に矮小化して喜ぶ人は誰もいない(本当に誰もいない)。

ふーーーーっと一息ついた時に、誘ってくれた友人を見てみると、人混みの中を力みなくスイスイと泳いでいる。プールでも水しぶき立てずスイスイと早く泳ぐ人はいるが、そんな感じだ。なんとなめらかな立ち居振る舞いなのか、、、と感動すら覚えた。

きっとイベントだけの話ではなく、日常もきっとあぁいう滑らかな動きなんだろうなぁと。それは彼が展開している事業にもよるのかもなぁと思ったり。今度話を聞いてみよう。

ということで、お誘いいただいたイベントにホイホイと参加して、いろいろ気づきをもらって帰ってきました。

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