アセチレン工場でコストと事故リスクをよくばりカイゼン
アセチレンは産業のさまざまな場面で重要な役割を果たしていますが、その製造過程は、目に見えないところで多大な努力が求められます。
特にカーバイト法によるアセチレン製造では、炭化カルシウムと水の反応により、大量の消石灰(水酸化カルシウム)が含まれる水(消石灰スラリー)が副産物として発生します。
今回は、この消石灰スラリーの課題とその解決方法をご紹介します。
引き取ってもらうのも一苦労
この消石灰スラリーは、そのまま放流することはできない水。
つまり、キレイにしたり、再利用して使う必要があるものです。
ただ、アセチレン製造工場では排水処理設備がないことが多く、そのほかの使い道もありません。
そこで、消石灰スラリーを引き取れる業者に渡すことになります。
でも、ここで課題となるのが、業者のタンクローリーへ消石灰を送るとき。
消石灰スラリーは、放っておくと固まってしまう性質があり、摩耗性も高く扱いにくい液体です。
一般的なタンクローリーについているポンプでは、この消石灰スラリーを安定的に吸い上げることが難しいという課題があるのです。
コストと事故リスクを軽減
そこで活躍するのが、みつわポンプの「シールセルポンプ SMC型」。
このポンプは、コストや事故リスクの軽減にもつながります。
①長寿命なのでランニングコストが少ない
消石灰スラリーのような厳しい条件でも、耐摩耗性に優れた高クロム鋳鉄を採用することで、長寿命を実現しています。
長く使えれば修理の回数が減って、ランニングコストを減らせます。
②液漏れが少なく事故リスクが少ない
一般的なスラリーポンプが液漏れを起こしやすいことはよく知られていますが、この液漏れで、ポンプ周辺が滑りやすくなってしまうことがあります。
シールセルポンプはダブルメカニカルシール構造で液漏れがほとんどないので、作業員が滑って事故を起こすようなリスクを軽減できます。
消石灰スラリー移送でお困りならご相談ください
アセチレン製造で出る消石灰スラリーの処理は、環境保護と工場運営の効率化両面から見て、とても大事なプロセスです。
みつわポンプは、消石灰スラリー移送用途としてアセチレン工場で多く採用されているので、もしお困りごとがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
▼コストと事故がリスクが削減できるスラリーポンプ▼
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