『逆鱗に触れたポンプ』
「またか！！」
胸の奥から来る熱い鉛玉のような怒りを感じ、三郎は右手を机にたたきつけた。
今月でもう2度目だ。
排水処理工程の水中ポンプが、なにものかもわからないものたちが寄せ集まった異物のかたまりによって、頻繁に止まってしまうのだ。
それはまるで、嘲笑しながらの人々を困らせる天邪鬼のように、忘れたころに突然の鞭を食らわせ、翻弄される彼の心を揺さぶっている。
「まだ報告書を書いている途中だぞ！この前も新しい設備の大事な打合せをしてるときだったのに・・・。いまから修理かよ・・・くそっ！」
頻繁に打ちのめされるその瞬間は、彼の湧き上がる怒りとは裏腹に、徐々に心を疲弊させていくのだった・・・。
水中ポンプが停まるとき
工場の排水処理工程では、このように水中ポンプが突然止まることがあります。
原因は、汚泥と異物による閉塞。
安価な水中ポンプは使いやすく、さまざまな現場で使われていますが、その分、イレギュラーな異物の混入には弱いものが多くあります。
三郎が直面しているこのような課題は、工場で使われた雑多な水が集まってくる「排水処理」という現場で遭遇することが多い一例です。
閉塞に強い無閉塞型ポンプ
では、このように閉塞で困ったときにどうするのか？
こういったシーンで活躍するのが、みつわポンプの無閉塞型自吸式スラリーポンプ、「スルーセルポンプ」です。
特殊二枚羽根のインペラー設計によって、一般的な水中ポンプに比べて大きな異物混入にも強いため、閉塞が非常に少ないのが特徴のポンプです。
陸上化すれば状況確認もカンタン
スルーセルポンプの魅力は、異物による閉塞への強さだけではありません。
自吸式なので、陸上での設置が可能。
つまりポンプの状態がいつでも確認できるようになる、ということです。
「ポンプの音がうるさくなってきたな。そろそろオーバーホールしておこう」
というように、完全にポンプが停まる前に早めにメンテナンスができるようになります。
こうなることで、メンテナンスコストが肥大化したり、突然ポンプが停まって計画通りに仕事ができなくなる・・・なんてこともなくなるわけです。
閉塞解消と陸上化のメリット
閉塞が解消されることと陸上化では、さらに大きなメリットが生まれます。
一つは、突発的な故障が少なくなることで、メンテナンスの頻度が減少し、作業時間と人件費が削減できるということ。
もちろん、上記のように早期のトラブルサインに気づきやすくなるため、突然の大規模修理や部品交換による高額なメンテナンス費用も抑制できます。
そしてもう一つ、大きな利点があります。
それは、安全性の向上です。
水中ポンプの場合、故障時にはポンプを引き上げる作業が必要ですが、この作業は非常に危険です。
でもスルーセルポンプは陸上型なので、このような作業リスクはなくなります。
頻繁に水中ポンプが止まる問題を解決！
このように頻繁に水中ポンプが止まって頭を抱えている方は、一度スルーセルポンプをご検討ください。
詳細については、お気軽にみつわポンプへご相談ください。
▼無閉塞型自吸式スラリーポンプ▼
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