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走らないのに優勝した・・・

昨日、第39回鏡原地区陸上競技大会が快晴の下行われた。

なんと4年ぶりの開催
この4年間、コロナに骨折に色々あった。
筋力も体力もかなり落ちた。

ほぼ毎日ゆっくりジョグ&ウォーキングを行っていたが、
止せば良いのに大会に向けて2週間前に短距離の練習は始めた。

見事!バッチーン肉離れしてしまった。
「はぁ~やらなければ良かった」って言っても後の祭り

それでも「痛い」「でも何とか走りたい」「でも走れない」と言う悶々とした日々が過ぎて、大会1週間前ついに決断。
自治会の担当者に「今大会は走りません、いや走れません」と伝えた。

4年前までは宮原学区は参加できる若者が少なくて、1人で個人2種目、リレー2種目の合計4種目の出るのが当たり前だった。
勿論優勝できる様なレベルでは無いが、当時は数多く出れる体力は有ったみたい。
しかし、昨年5月の肩甲骨の骨折から体力や筋力がいっきに落ちた。

出ないと決めたからには、どうにかして穴埋めをしなければならないとの事で色々な方に出場の代役をお願いした。
すると、有り難いことに皆さん代役を快く受け入れてくれた。
それどころか自分の知人や、家族で走れそうな方々をついでに連れて来てくれたりと、普段より参加選手が増えて来た。

そして大会当日を迎えた。
普段より多くの皆さんが宮原自治会のテントに集合した。
4年ぶりに見る顔ばかりで単純に嬉しい。
宮原自治会のテントは100mスタート地点直ぐ横、と言う好立地も揃って応援も凄い!

勝っても、負けても応援は盛大

今日に限って他の自治会の選手が少ない。
聞けば体育大会のバスケットボール競技が行われているとの事。

後輩たちや助っ人に呼んだ皆さんが予想以上に大活躍をした。
しかも競争相手が居ないような種目でも、確実に出場してポイントを稼いだ。
その結果、見事39年の歴史で初の優勝を掴むことが出来た。

悲願の初優勝

これも偏に、これまでどうにかして少子高齢化の宮原自治会を盛り上げたい!住民に笑顔をもたらしたい!と思って、物心両面から支えてくれた皆様、または快く助っ人を引き受けてくれた皆様のお蔭であります。改めてお礼申し上げます。有難うございました。

肉離れで1回も走らずに優勝出来たことに、正直充実感はあまりない。それでも宮原自治会役員の皆さんや地元住民、鏡原体協の皆さんが大変喜んでくれている姿を見れたことは本当に嬉しかった。

また「肉離れをしてしまったので助けてくれ」と言う頼みに、普段参加しない多くの皆さんが集結してくれた。そのことには驚きと感動でいっぱいだ。
もしかしたら彼らは私のお願いを待っていたかも知れない。

よし来年もこの手で行こう!心に誓った。
でも1本くらいは走りたいな。
来年までの1年間しっかり肉離れを治して、筋肉マッチョになってダッシュしたい。

私の故郷宮原学区は農業と畜産が盛んな農村地域の少子高齢化で若者がほとんど居ない。
だから我々若者が(とは言っても今年50歳)色んな行事を頑張らなければならない。
少ないメンバーで色々な行事をこなすのは正直、面倒くさいし難儀である。ただ私たちが参加しなかったり、手を抜けば一気に行事は無くなり地域は衰退するだろう。
このあと何年続けられるかは解らないが可能な限り参加したい。
でも地域への恩返しだと考えたら気持ちが楽になる。

さあ昨日は競技大会の後は、盛大に優勝祝賀会が行われた。
久しぶりにオトーリを回して飲んだ。
美味しかったな~


優勝祝賀会


朝9時から夜の9時まで同じメンバーで、運動場から公民館までず~っと一緒だった。大先輩の皆さんと、後輩の皆ととにかく色んな話をした。
1年に1回そんな日が有ったほうが人生は楽しい。
参加した選手の皆さん、自治会役員の皆さん、大会役員の皆さん本当にお疲れ様でした。