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Stones alive complex (Iris Quartz)


口がフルーティーに酸っぱくなるほど申し述べてきたとおり、妖精は観戦してはいない。
この実写版の現実を。

徐々に奇妙な物語、このシナリオの主題は、
人知れず知れ渡り初めている。
つぶやきの森が、遺憾の絶叫で満たされているのだ。

公式なコメントプロトコルに準じて言うなら、
「懸念している」から「極めて遺憾だ」へと、レベルアップしてゆく。
「断固非難」まで、もうすぐ。

科学的根拠を凌駕しまくる政治的泡沫。
御身のクローンたちが演じる狂騒劇の終幕。

知恵の実しか食べられず、
生命の実を探し求めてきた霊の長たる類なのだが。
恐ろしいものを恐れず、
恐ろしくないものを恐れ、
恐れを知らず。

この狂騒の核心部分は、
ファーストガンダムのオープニングナレーションを連想させる。
ニュータイプなジレンマから推察すれば。
我々の始祖は、知恵の実をひと口かじっただけで、完食はしてないと思う。

(おわり)

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