アイリスクォーツ

傷付き困難を乗り越えた先に

たくさんの傷付き体験をして
大人になった
アダルトチルドレンは
大きな困難を抱えています。

本来なら
成長の段階に応じて
親から学び取れるであろう
基本的なこと

信頼関係の築き方
コミュニケーションの仕方
自分という存在への肯定感
そういった
人として必要最低限な事柄を

歪んだ形で認識してしまったり
手探りと想像で補おうと努力したり
鈍感に無関心になることで
自分を守ろうとしたり

各々の方

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Stones alive complex (Iris Quartz)

人間ならすぐに足を止めてしまうが、アイリスは疾走する足の勢いを落とさず逆に加速して、左車線から進行方向を横切ってくる大型トラックを飛び越えた。

そのまま道向こうの住宅の屋根に着地すると、住宅街の屋根を飛び石にしてピョンピョン駆け続ける。

住宅地の外れの屋根が途切れたところで足元が消え、慣性の法則どおりに長い放物線を描き、その先のショッピングモールへと突っ込む。

買い物客が賑わう、わずかな隙間

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Stones alive complex (Iris Quartz)

悪い王妃は、アイリスの精が宿る魔法の鏡をようやく手に入れ、その前に立った。

のけぞった胸に扇を当てた気取ったポーズで、鏡へと語りかける。

「鏡よ、鏡。
この世でいちばん美しいのは誰か?」

鏡は即答した。

「そりゃあ、ダントツで白雪姫っすね!」

悪い王妃は激怒し配下のものを使い、白雪姫を亡きものにした。

改めて王妃は、魔法の鏡に尋ねた。

「鏡よ、鏡。
この世でいちばん美しいのは誰か?」

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Stones alive complex (Iris Quartz)

物事の配分ってやつを見えないかき混ぜ棒でなんとでもできるボスから権限を託された風格の声が、
グラスのアイスにカランカランと響く。

びっくりして発泡液の中を振り返る。
復刻祭で出会った、あのアイリスだった。
すべてが始まる虹の目で、クロスワードした白い花びらのドレスを着てるリソース醸造新聞のコラム担当だ。

「あんなとこにあった虫の居所のショックで眠ったフリしてる者どもと、カクテルパーティーしたわ

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