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幼児期の読書習慣はなぜ必要か | 10年分の子育て知識&実践まとめ#3

保育園・幼稚園に入った途端、
「絵本は情操教育にとても大切です。親子のコミュニケーションにも繋がります。お子様に絵本を読んであげましょう。」
と、
「絵本の読み聞かせ」及び、
そこから繋がる
「読書習慣」
の猛プッシュを受ける昨今。

子育てをしていると、もう、どこもかしこも
「絵本は大事」
「読書は大事」
というけれど、一体、なぜ必要なの?

と、疑問に思ったのでWEBや本で色々調べた結果まとめ。

(1)読解力はすべての学問の基礎
算数も、理科も、社会も、テストの問題は文章で出されることが多いです。
つまり、出された問題の意味を正しく理解できないと、算数も社会も理科も答えを正しく導き出すことができない、ということになります。
学年が上がるにつれ、問題の文章もどんどん難しくなっていくし、センター試験も考え論述する問題が増える傾向にあると言われています。
また、論文そのものが試験科目となっている場合もありますし、文章を読み、さらに論述できる、ということは今後益々重要視されると考えられます。

(2)読解力をつけるには時間がかかる
小学生のための読解力をつける魔法の本棚」という本に、「算数や社会、理科といった教科と違い、読解力は一朝一夕でつくスキルではない。暗記科目や計算と違い、コツを掴むまでに時間を重ねる必要がある。」という主旨のことが書いてありました。
この点については、知らなかったし、納得。
声に出して読むのも読解力をつけるために大切とのことで、小学校1年生が必ず通る「音読」も意義あってのこと。

「黙読の場合は、目を通して情報が頭に入りますが、音読すると同じ情報が耳を通して頭に入ります。それによって、黙読の場合とは違う理解の仕方ができるのです」
(参照)宿題の定番「音読」はなぜ大事? 黙読との効果の違いも紹介!

赤ちゃんが言葉を話しだすのは、誰かに教わったからでなく、たくさん言葉のシャワーを浴びていると自然に話せるようになります。
これは人間が本能的に備えている、生きていくために必要なコミュニケーション能力のひとつ、と言われています。
同様に、読解力も、そして英語も、たくさんの言葉のシャワーを浴びることが必要=時間が必要、みたいですね。

(3)読書習慣がつくと勝手に勉強する
読書習慣のある子は「知ることの喜び」を根底にもっているので、新しい知識を得る=楽しい!という感覚が自然とつくと言われています。
特に最近の学習漫画のスペックは半端なく高いので、むしろうちではたくさん読ませています。
歴史の漫画にしても、例えば「十二単」を小学生に言葉だけで説明するのも難しいですし、現代社会でなかなか目にしないものに関しては漫画で描いてある方が理解しやすい。
理科&社会はむしろ学習漫画を読むと良いと思います!
小学生の間で流行っているのは、
▼サバイバルシリーズ
https://publications.asahi.com/original/shoseki/sv/
▼タイムワープシリーズ
https://publications.asahi.com/original/shoseki/rekishi/tw/

あと、漫画ではないのですが、この雑誌もお気に入りです。
▼小学8年生
https://sho.jp/sho8
まだまだたくさんありますが、文字が並んでいるだけの本も良いですが、漫画や雑誌も良さそうですよ!ということで。

(4)情操教育になる
こちらは子どもが幼い頃から何度も耳にしていた言葉。
「絵本はお子さんの心を育てる情操教育に役立ちます」
確かに、絵本の中では日常生活では経験できないような、冒険をしたり、楽しい事件が起きたりします。
想像力が無限大な幼い頃に、世界が広がる絵本に触れるのは、子どもたちにとってワクワクドキドキな時間かもしれません。

(5)集中力がつく
確かに、絵本が好きな子はハラハラドキドキ、物語が終わるまで夢中で絵本を見つめますし、自分で読めるようになると、母親の声が聞こえないほど本の世界にのめりこみます。
「好きなことに没頭することでしか集中力は養えない」
という話も聞いたことがありますし、集中している間は、おもちゃで遊んでいる時も、なるべく声をかけないようにしていました。
集中している姿を見ると、
「この子の頭の中で、脳がフル回転してるんだろうなぁ」
と、大抵、微笑ましく思いながらそっとしておきますが、本日も例のごとくいつまでたってもやめられないので、
「そろそろ寝るよ!」
の怒号が響きました。w

(6)親子のコミュニケーション
上の子が4歳の頃から定期的な図書館通いを始め、そこから毎月50-60冊借りる生活を6年間続けました。
月50冊だとしても、6年間で3,600冊。なかなかのボリューム。
毎日、絵本の読み聞かせをしていましたが、今思えば「寝る前に子どもたちが読んで欲しい本を数冊ずつ選び、一緒に読む」というかけがえのない時間を過ごせていたんだな、と思います。
私は結構、感動してすぐ泣いちゃう方なので(笑)、絵本を読みながら泣いたり、笑ったり、子どもたちと楽しい時間でしたね。
大人にとっても学びになる素敵な絵本にもたくさん出会えました。
今では、小学2年と5年になった男児たちは、お約束のようにドラゴンボールとキャプテン翼に夢中で(笑)、本もよく読んでいますが、さすがに「読んで!」とは言ってきません。w
今は毎日の学校と習い事で週末も忙しいし、なかなか図書館に行くこともできませんが、行くと目をキラキラさせてたくさん選んできます。

我が家では、赤ちゃんの頃から絵本にも触れていましたが、上の子が4歳、下の子が1歳の頃から定期的な図書館通いを始めました。
反省としては、もっと早くてもよかったかな、と。
上の子が赤ちゃんの時にはまだ、そこまで絵本や読書の重要性を認識していなかったので、下に比べて絵本に触れる機会が少なかったように思います。

結論としては、
本は大事!絵本に触れるのは早いほど良い!と思っています。

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