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本日の猫たち #265

いつも一緒にいる我が家の三匹の猫たち。

三匹で猫団子


昨年、三匹で使えるように新しい冬用ベッドを購入したのですが、大きく成長した兄猫がいつも一匹あぶれてしまうのが悲しく、バレンタインということで、三匹一緒にくつろげる大きめのベッドを新たに購入することにしました。

昨年購入したベッド
妹猫(上)と先住猫(下)の間に入ろうとする兄猫(右)


無理でした……


なぜバレンタインでベッドを? チョコレートじゃないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私が長年住んでいた旧社会主義国でバレンタインは(そもそもソ連時代、バレンタインはメジャーではなく、その概念も、祝う習慣もなかった…)恋人や大切な人、お世話になった人に、なにか贈り物をする日……というイメージでした。

ペレストロイカ後、いつの間にかいろんな欧米の風習が入ってきて、バレンタインを祝うようになりましたが、女性が男性に贈り物をするという縛りはなく、女性が男性に贈ることもあれば、男性が女性に贈ることもあり、異性同性関係なく職場でちょっとしたプレゼントを贈り合うということもありました。
私の元職場では、スイーツ、ハンドクリーム、石鹸、化粧品、紅茶、ちょっとしたお土産を、女性同士で贈り合ったりしました。
(※その国のすべての職場がそうとは限りません。私の友人たちの職場では特になにもなかったそうです。ちなみに旧社会主義主義国で女性に贈り物をする日はバレンタインではなく、3月8日の国際婦人デー)

確かバレンタインデー=チョコレートというのは、日本の企業初で、日本と一部のアジアの国の習慣だったように記憶しています。

前置きが長くなりましたが、というわけで、バレンタインは「大切な人に贈り物をする日」という概念が私の中にいまだ根強く残っていて、大切な猫たちに新しいベッドをプレゼントしようと思ったのです。


今度のベッドは、XLで三匹が同時にINして猫団子になれるサイズです。

においをかぎにきた先住猫


開封しましたが、見事に無関心……。

誰か、興味を持ってください…


猫あるあるですが、猫たちが興味を示すのはベッド(本体)ではなく、ベッドが入っていた箱と袋。
しばらく置いておくと、箱と袋には出たり入ったりをくりかえして楽しんでくれたのですが、肝心のベッドにはなかなか入ってくれません。


袋の中でくつろぐ兄猫


箱には秒で入ってくれた先住猫


入ってほしいのは箱じゃないんですが…



やっぱり自分たちのにおいがついていないものは警戒するのでしょう。
そこで猫たちお気に入りの抱っこ用エプロン(兄妹猫が子猫のときから毛布がわりに使っています)をベッドの上にしき、においをつけたところ、やっと先住猫がのってくれました。

抱っこ用エプロンを設置
窓際でひなたぼっこをする猫たちはおそろしいほど無関心


数時間後、先住猫が!


先住猫が使ってくれたことに飼い主は歓喜しましたが、きっと賢い先住猫は空気を読んだだけのでしょう。その後、「もうよかろう」と起き上がり、とととっといなくなりました。

兄猫と妹猫はというと、プランターの中でくつろいでいました。

妹猫(左)と兄猫(右)


……猫たちは別に三匹一緒にいたいわけではなかったのか。そう思ったのは人間のエゴだったのか。愛用している冬用ベッドと同じ、シャギーのベッドにしたほうがよかったのか(※XLは在庫切れでした)……と、悶々としましたが、そのうち猫たちが気に入ってくれることを祈って、今日は寝ようと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたら、またのぞいてやってください。

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