今回は前回に引き続き、2020年2月末から2月頭にかけていったフォルケの修学旅行（ポーランド）からの個人旅行（ハンガリー）からのエクストリームでんまーく帰国体験記第2段！
修学旅行(ポーランド)から個人旅行(ハンガリー)の途中で、ヨーロッパがいきなり新型コロナ対策を出しまくり。ハンガリーの隣国チェコとスロバキアが国境封鎖(入国だけでなく、出国も禁止と重めの措置)発表。からのデンマーク帰国ミッションについて。

スロバキアが国境を即時封鎖してしまったので、スロバキア経由のバスが使えなくなり、空路での帰国に変更。
もう直行便以外信じられなくなったので、ブダペストからコペンハーゲンの便で一番早く取れるチケットを予約。経由地が国境封鎖したらその時点で帰れなくなるし…。
チケット取れたので、後はハンガリーを満喫。実はハンガリーは温泉大国で、しかも硫黄泉もけっこう湧いてます。デンマーク生活はじめて約半年。半年ぶりの湯船！しかも温泉！しかも硫黄泉！最&高。

ハンガリーの温泉施設(っていうか多くのヨーロッパの温泉施設)は、基本男女混浴で水着着て入ります。そのせいなのかなんなのか、あちこちでカップルがちゅっちゅイチャイチャしています。温泉で。公共の場ですよー。
ていうかコロナ感染予防に手洗いうがい、咳エチケット、濃厚接触を避けるってあるはずなのに…。めっちゃ濃厚接触してるやん…。愛を前にコロナ予防なんて些末なことなんですかね。

温泉満喫した後、ブダペストの街をぶらぶら歩いたり、ビールきめてたらチェコ旅行組がエクストリームチェコ脱出したと連絡してくれました。彼女たちはポーランド旅行後にチェコ旅行しており、なんとかチェコ国境封鎖前に脱出。チェコも入出国禁止なので、間に合わなかったら2週間チェコに滞在することになりますからね。
我々も、デンマークへの帰国方法模索してましたが、帰国できなかったら2週間ほどハンガリーにいればいいだけなので、最悪の場合に備えて宿延泊が可能か連絡したりしてました。ハンガリーにいることになったら毎日温泉入れるし(割と本気で惹かれる)。
まぁ、そんなこんなでまったりしてたら、まさかの
デンマーク国境封鎖宣言！

えぇぇぇぇぇぇぇ(　ﾟдﾟ)

まさかの。ハンガリー国境封鎖警戒してたらデンマークが。マジかよ！3月13日(土)の夜7時の段階で、3月14日(日)の正午12時に国境封鎖宣言されても。マジですかデンマーク‥‥

とりあえずハンガリーっ子が大好きな甘いパン生地をくるくる巻いたお菓子を食べながら家路を急いで作戦会議。このお菓子、昔チェコのプラハでも似たようなの食べたなぁ。東欧で普及しているのかな。美味しい( *｀ω´)

チェコではトゥルデルニーク（Trdelnik）、ハンガリーではクゥールトゥーシュカラーチ（Kürtúskalács）って呼ばれているみたいです。

さて、お菓子を食べて現実逃避をしていないで、作戦会議をば…( ；∀；)

チェコとスロバキアの封鎖期間は約1ヶ月。ほぼ同タイミングでポーランドも国境封鎖宣言してくれたし。おいおいマジかよヨーロッパ…。
一応、国外にいるデンマーク人は国境封鎖後も帰国可能(ただし、空路限定)。速報の記事(英語版)に住民登録している外国人の処遇が詳しく書かれていなかったので、ワンチャン入国できるかもだけど、そんな危ない橋は渡りたくないぜ…。

慌ててベルギーのブリュッセル経由コペンハーゲン行きのフライト予約。サーバーが激混みしてて処理重いわ、直前でチケット買ったからけっこう高いわ…。
いきなり緊急ミッション「明日正午マデニ帰国セヨ」が発令されたので慌ててパッキングしたり、学校の先生からの心配メール届いたり。もう、この段階で情勢が1日でコロコロ変わるから、皆バタバタしまくり。曖昧な情報に踊らされないように情報のソースは公式記事などから取るようにしてました。
ていうか、この日は13日の金曜日だったんですよね偶然。キリスト教的に不吉とされる日。だからこんあに情勢がコロコロ変わるのか(納得)。
もうこうなってきたら状況を楽しもうと、買い込んでいた(15日に帰国予定だったので)ワイン飲んだりプチパーティ。「予約完了メール」が届かないけど、サーバー混んでるからそのうち来るだろうと、私は酔っ払って気持ちよく熟睡してました。( ˘ω˘ )ｽﾔｧ…

そしたら、

まさかの、

「チケットは正常に予約できませんでした」とのメッセージがっ…！

いやいやいやいや、あのね。我々が欲しいのは「予約完了」メールなの(泣)。なんでそんな国境封鎖10時間30分前にそんなイジワルなメール送るの？ねぇ、なんで？
緊急ミッション「10時間30分以内　二　チケット　ヲ　予約シ　デンマーク　へ　帰国セヨ」が追加された！
というわけで盛り上がってきたところで今日はこの辺で…。次回がエクストリーム帰国編の最終話になります。

それでは。Vi ses！