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アイスランド旅行記④

今回はアイスランド旅行記④、キャンピングカー生活3日目の様子について。滝巡りや渓谷ハイキング、人生初氷河など盛りだくさん。記事の最後にアイスランドのシャワー事情を載せておきます。


アイスランド旅行記④

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慣れない初めてのキャンピングカー生活&明るすぎるアイスランドの夏&ゴールデンサークル見所多すぎ問題で、なかなか距離が稼げなかったキャンピングカー生活1日目と2日目。

2日目夜の作戦会議で危機感を覚えた旦那様(スケジュール番長)に『このままいくと後半は合宿になっちゃう』と言われちゃいました。まぁ、ここまで全然進んでないし。『合宿』てのはあれです。水曜○うでしょうでよくミスターがやっちゃうアレです(わかる人にだけわかるネタ)。

見所を諦めて1周するのもつまんないし距離稼げないのも困るので、3日目以降は陽が沈むまで(=23時ごろまで)頑張って運転してちょっとでも進むことに。夏でよかったです。日照時間が長いと1日が長く感じてお得感がありますね。

ちなみに2日目夜も少し頑張って、キャンプ場いく前に有名な滝、セリャントスフォス(Seljalandsfoss)に寄ってきました。

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滝の裏側に周れるセリャントスフォス。アイスランドは硬い岩が多いので水で岩が削られにくく、『滝壺』がないところが多いです。ここも滝壺がなく、水がめちゃくちゃ跳ね返るので裏側に周る時は濡れてもいい服装で行かないと大変なことになります。雨が降る中突撃する感じでした。

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隣にはトロール(北欧神話に出てくる妖精)の住処とされている洞窟があって、

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中に滝がありました。ここもずぶ濡れになるのでレインウエァを羽織りましょう。ちなみにトロールには会えなかったです(^ω^)。


そして3日目。アイスランドは羊の飼育が盛んで、人口の3倍もの羊があちこちで放牧されています。運転してると、文字通り道草を食ってる羊と接近することも。車窓から山を眺めてて、途中ポツポツ白い塊がみえるなぁ〜と思ったら羊だった、なんてことも。

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羊毛用の羊と羊肉用の羊の見分けがつかないですが、見てるとお腹すいて羊肉食べたくなって…ゲフゲフン 

羊の可愛らしさに癒されますね( ^ω^ )

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3日目最初の見所は、火山が作り出すブラックサンドビーチと柱状節理が見事なアイスランド南部の町、ヴィーク(Vik)にあるレイニスドランガル(Reunisdrangar)。

火山灰が混じって黒みを帯びた砂浜と、マグマが固まる時に地殻変動がいい感じに起きた時に現れる柱状節理の岩壁。日本でも東尋坊が有名ですよ。柱状節理。静岡にも火山灰で黒くなった砂浜はありますが、この両方が同時に見えるのがアイスランド。さすが火山の島。

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思わず柱状節理の壁を登っちゃう観光客も居ました。

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この柱状節理の岩壁の上にアイズランドを代表する鳥、パフィンの巣が集まってて、沖にパフィンの群れが見れました。望遠レンズがないのであんまり上手く撮れなかったですけど。

天気が良かったので、3日目は貪欲にハイキングを挟みながらドライブ。

古代にできた独特な渓谷、フャズラオルグリューブル(Fjaðrárgljúfur)に寄ってハイキングがてらお外ランチしたり、

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柱状節理が見事なスバルティフォス(Svartifoss)の滝までハイキングしてみたり。昨日、レイキャダール温泉までハイキングしたせいで微妙に筋肉痛でしたが、なかなか楽しく周れました。

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その後はこの日のメインイベント、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖(Jökulsárlón)へ。人生初の氷河!

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氷河って、数万年前に凍った氷の塊が少しずつ河みたいにじわじわ動いて大地を削ったり、溶けた水が大きな滝になったり試てるんだよなぁ。なんか不思議。北欧はこの氷河に削られた大地が広がってるんですよね。

地球のロマンを感じられるこの氷河湖では、

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流れてくる氷をゲットしようと氷河湖(めちゃ冷たい)に入る 猛者や

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石を投げて氷を破る遊びに興じているお子様がいました。

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ちょっとお値段が高すぎるので、氷河クルーズには参加できませんでしたが大満足でした(о´∀`о)。上手く写真に納められなかったですけど、アザラシもいましたよ。

アイスランドのシャワー事情


アイスランドのお湯が出る方の蛇口からは、硫黄の香りがする温泉が出てきます。これは火山活動が活発なアイスランドならではのシステムで、地熱発電の排水をそのまま利用しているから(*)。なのでシャワーからは温泉が出てくる。家で温泉シャワーが浴びられるので、ちょっと得した気分になれます。

(*)地熱発電所では、地下深くにあるマグマだまりで熱された地下水 (100度以上だけど地下深くは圧力が高いので沸騰していない) を掘って地上に組み上げるています。地上に組み上がることで大気圧下に晒されたこの地下水が、爆発的に水蒸気に変わるので、これを利用してタービンを回して発電。この地下水は水質的には温泉と同じなので(温泉もマグマで熱された地下水)、地下発電での排水を各家庭や施設に廻してお湯を提供している。

前前回も書きましたが、アイスランドではキャンプ場以外での車中泊が禁止されており、夜はどこかのキャンプ場に止まる必要があります。シャワーも基本的に有料で300〜500ISK (270円〜450円:2020年7月当時)かかります。しかも時間制限があって5分間しかお湯が出ないです。なので日本人的には少し物足りない。

髪の毛が長い友人は、体を洗ってる途中でゲームオーバーになって若干泡が残ってしまったそう…。ドンマイ。

たまに無料シャワーのキャンプ場もありますが、信じられないくらい水圧が弱かったりします。私が3日目に入った無料シャワーでは、水圧が弱すぎてお湯が取っ手を伝って落ちてしまい、全然人がいる側にお湯が来ない…。しかもちょいちょいお湯が詰まるので、適温→水→水が詰まって激熱→適温のサイクルを上手く読んで浴びないといけないハードモードでした。

まぁ、追い詰められたら人は賢くなって環境に適応できる生き物なので、腕にお湯をつたらせて水流を変える作戦を思いつき、なんとか浴び切ることができましたが。有料シャワーでは時間との戦いを(特に髪の毛洗うの大変)、無料の水圧激弱シャワーでは人類の知恵と根性が求められるアイスランドのキャンプ場シャワー。大地のロマンと地球を感じる絶景と、人としての試練を与えてくるアイスランド共和国。

皆様もアイスランド旅行の際は、シャワーガチャ楽しんでみてください( ^∀^)

この日は22時くらいまで頑張って走って、キャンプ場イン。なかなか頑張りました。

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