応援されるチカラ

昨日、会社同期が18年勤めた会社を卒業するというので、卒業パーティー兼同期会が開催された。子連れOKだったので、大人30名程度子供15名程度が集まり、久しぶりの交流をしつつ、子どもたちに向けるパパママの顔も垣間見えるホノボノした会だった。

その卒業する子は、ここ数年間は会社の仕事も激務をこなしつつ、空いた時間?(空いてないと思うんだけど。笑)の、早朝や深夜、土日の時間を使って、コーチングスキルを仲間と一緒に学び、実践し、今後はそれを本業に生きていく、ということで、この度ご卒業された。

会社を辞めてまだ数週間のホヤホヤなのだが、「 いまどんな気持ちなん?」と聞いたら、「開放感がヤバい。もう好きなことだけして生きていく。会社には戻れん」と言っていて。笑

羨ましいなぁと思うと同時に、でも独立して今後は自分を商品として、ブランディングして、マネタイズしていかなければならない、という大変さが待ち受けていることは必至で。

でもそんな困難も彼女なら乗り越えていくだろうな、という力強さも感じることが出来て。

頼もしいし、素晴らしいし、応援したいなと思った。

場面は変わり、その前の日は、京王線山田駅にある磯沼ミルクファームという牧場のイベントで、「TAKIBI DAY」という企画をやっていて、そのお手伝いに行ってきた。

そこの牧場を経営する若夫婦と、SNSを通じて2〜3年前に知り合いになり、何回かイベントの企画から運営までをやったのだが。コロナで一度イベント系は全て中止となり。

そして今回コロナ明けのイベントをまたやり始めた中で、「三浦さんもお手伝い頂けませんか?」とお声がけがあったので、「喜んで!」と参加した。

やったことは、TAKIBIの火起こしから、火が絶えないように木を足したりする管理と、あとは子どもたちの薪割り体験ブースで、子どもの対応をしてた。

体験ブースが午前中とか鬼混みだったので、そのブースにお客さんが来なくなったタイミングで、焚き火に木を足しに行ったりして、地味に大変で。苦笑

でもその様子を見てたお客さんの一人が、火の管理を手伝ってくれたりして。めちゃ助かって。

聞けばその人は、年齢は同じアラフォーなのだが、普段は裏高尾で山の中でボーっとするのが趣味で、数年前に山梨かどこかでサバイバル術を学んだとかで、火起こしは得意なんだって。(なんだその浮世離れしたプロフィールは。笑)

面白い人がいるもんだな、と思いながら。
こういったイベントも全部こちらがサーブするのではなくて、薪だけ用意しておいて、セルフで「火が消えそうになったら、木を足してくださいねー(ただし、子供だけでやるのはダメよ)」とか看板を建てといて、お客さんにやってもらったほうが、運営も楽だし、そこから、こういう達人みたいな人が出てきたり、お客さん同士のコミュニケーションが生まれたりして、面白いのかもなーと思った。

そして、イベント後に若夫婦と振り返りのチャットをしてて。

「ここまでたくさんの子連れファミリーを集客できたのはスゴイし、焚き火というコンテンツ効果か、滞在時間も長くて素晴らしい。(エンゲージメントも高かったはず)

そして今回イベントに一緒に東京ファームビレッジを運営しているBASELさんや中西ファームさんの他に、焚き火台を作るワークショップ運営で、参加してくれて、一緒にイベント盛り上げてくれた地元の八王子工材の方とか、地元の大学生ボランティアも巻き込めたのはスゴイ!次回に繋がる資産だね。」

と良かった点を振り返りつつ、一方で

「でも集客のためにチラシをまいたり、人を沢山配置したり、お金もある程度かけていること、そしてイベントで集客した人たちがどこでお金を落としているのか、そのうち何%が磯沼ミルクファームに落ちていて、かけた費用と相殺するとどれくらいの利益が出てるのか、を計算したら。ひょっとするとそこまで利益は出ていないかもで。

そうすると、今後も続けていくイベントの意味は、売上じゃないとしたら、どこに意味を置くべきなの?という目的設定は大事にしないと、手間とお金はかかるけど、売上・利益に繋がらない、なんてことになりかねないなー」

とお伝えしつつ。(勝手に経営コンサル。頼まれてないのに迷惑説あり。笑)

「例えば、若夫婦がもっと前に出て、私達がこのファームの2代目経営者なんです。まだまだヒヨッコですけど、よろしくお願いします」的な、地元の人に顔を売って、人となりを知ってもらって、応援してもらえる関係を作る、というのはアリなんじゃないかなー」とお伝えした。

全然関係なさそうに見えるこれらのエピソード。でもなんか共通して思ったのは。(無理くり共通化させるけど。笑)

いま現代を生きていく上で(個人も組織も)「応援される力」って結構大事で。

これは、キングコング西野亮廣さんが、オンラインサロンの投稿記事の中で言ってたのだけど。

「常に上手くいってる人は応援されにくい。応援しなくても自分で何でも出来ちゃうように見えるから。周りから見て応援シロがない。

だから僕は、ゼロイチの形作るところはやるけれど、イチまで出来て、あとは上手くいきそうだなと思ったら、運営は後輩たちに任せて、新しい挑戦をする。(もちろん、上手くいかなそうな時はヘルプに入る。)そうすると、常に新しい挑戦が出来るし、答えが無くて、苦しみもがいて、その様子を発信すると、それを見て、応援する人が現れる。

そこには、お金出す人、知恵を出す人、人脈を提供してくれる人、ビラを撒いてくれる人など、いろんな形で応援してくれる人がいて、その人達の力も込みで何とか難局を乗り切ったときに、何か一体感が生まれて、真の仲間が増えるのだ」

というようなことをおっしゃっていて。
なるほどなー。と思ったのだ。

だから、応援される人の条件って。
・「これをやりたい」という夢があって、挑戦し続けている人
・それを周りにも発信して、自分が困っていること、助けて欲しいこと、まで含めて弱みをさらけ出せる人

とかが、多分あって。そこに加えるなら

・自分の夢だけでなく、誰かの「これ実現したい」という夢も応援してる人

まで加わると、多分、応援し、応援される関係が出来て、より強固な(共に挑戦し続ける)仲間が増えるんだろーなーと思った。

この3つの条件のうち、結構この2番目の「弱さを見せる」とか「これ困ってます」とさらけ出せる人が少ない気がしていて。

でもこれを自己開示しないと、周りの人は助けるのが難しいので、自己開示力は結構大事かも。

あとは、何ていうか、人間力なんだろうな。突き詰めちゃうと。

応援される力=(挑戦し、自己開示し、人の挑戦を応援する、も含めた)人間力。と定義すると分かりやすいのかなー。

いずれにせよ。

うちの会社を卒業する仲間も、若い酪農家夫婦も、めちゃ応援したいし、頑張ってほしいし、成功を願ってます。

ガンバっ!

以上




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?