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小さな旅・思い立つ旅 和歌山 紀伊水道篇

関西に住んでいると、気軽に遊びに行ける島が盛り沢山。淡路島や小豆島はもちろんのこと、瀬戸内国際芸術祭の舞台となる直島や犬島や豊島などの島々、さらには広島まで足を伸ばして生口島や大三島などのしまなみ海道まで。海ではないけど琵琶湖浮かぶパワースポット、竹生島なんかもあったり。

海外旅行へ行くときの、飛行機で飛び立って現実を一旦リセットするほどの高揚感はないけれど、島へ行くという行為もそれに近いものはある。
道路は繋がっていても、一旦海を渡ることで日常から少し距離置く。船に乗ればさらに旅の気分は増してくる。


津々浦々

いたるところ、すみずみ。津は港、浦は海辺や入り江。
 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

海沿いの小さな港や入り江をドライブしてて、昔から全く変わらない暮らしを続ける漁村や集落にふと出会うのがとても好きだったりする。
ただ淡々と暮らすことの美しさ。
自分には出来ない生活スタイルがそこにあるから、ついつい津々浦々を転々としてしまう。

ということで、いよいよ春が近づく3月後半。天気がいい日は海へのドライブが気持ちいいので、和歌山の紀伊水道篇。


友ヶ島

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明治時代の旧日本軍の軍事施設跡に立ち入ることのできる小さな無人島。そして、天空の城ラピュタっぽい場所として有名な島。
島に降り立つとすぐにその雰囲気に浸れると思ったら大間違い。想像以上に山を登る必要はあるけれど、緑に囲まれた中にある朽ちた赤いレンガはとても幻想的でいい感じ。


満幸商店

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友ヶ島へアクセスするために立ち寄る港にあるので、ついでに立ち寄るにはちょうどいいお店。山盛りのしらす丼とわさびスープがとっても有名なので、一度は行きたい場所。


和歌の浦アート・キューブ

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和歌の浦を一望できる2階のカフェもいいけれど、グッドデザイン賞を受賞した一風変わった建物の前庭の芝生で遊ぶのが一番気持ちいいかと。できたときは銅板のギラついた色が今ではもう少しいい風合いになっているか?

カネマタ海産

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しらすを買いに毎年のように訪れる場所。海辺に建つ小さな製造直売店で、辺り一面しらすが天日干しされているのどかな風景。車から降りたとたんにしらすのいい匂いがたちこめる場所。

ちなみにたくさん天日干ししたものが「ちりめん」で、すこし天日干ししたものが「しらす」で、まったく干さないものが「かまあげ」とのこと。
一番日持ちしない「かまあげ」をつくってるその場で食べることができる贅沢な場所。

Testi Mone

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みかん畑が広がる山並みと紀伊水道が一望できる最高の立地のイタリアン。もう本当に360°絶景。その上、ただの飲食店ではなくて市と連携した防災拠点にもなっており、なんとヘリポートも併設。
ただの防災拠点だと非常時以外は人の立ち寄らないつまらない場所になってしまうけど、日常使いのレストランとすることで防災拠点を有効活用するとてもいいスキーム。その上、レストランに宿泊施設も併設しているので、非常時に避難民が泊まる際の設備の兼ね備えているという、とってもよくできたしくみ。

rub luck cafe

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防虫菊の保管庫をリノベしたカフェ。鉄骨とトタンの倉庫そのままで、がらんと広いスペースに客席が5〜6ブースだけ。夏は暑く、冬は寒く、照明の最小限なので日が沈むと暗くなり閉店。店の看板もない、ありのままの空間。紀伊水道を望む立地で、トタンをくり抜いた窓から差し込む夕日。その上、ちょっとした小物や絵の飾り方にセンスが感じられ、凛とした清々しい空間。それをカフェオーナーの源じろうさんがセルフビルドでつくりあげる。


BOAT CAFE

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この場所にカフェがあれば最高でしょう、と思える場所にカフェがある。周りになにかあるわけではないので、ここに行くことを目的にドライブを楽しむのが一番いい旅行かと。


白崎海洋公園

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キャンプ場として有名だけど、そうじゃなくてもちょっと海に足を入れて遊ぶだけでもいい場所。あたり一面白い世界が広がる、ちょっと不思議な場所。日本のエーゲ海と言われているみたいだけど、そこまでハードルをあげないほうがいいと思うけど。。





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