テニス 楽しんでる?

まだぜんぜん終わった気がしない全国氷帝戦。

わたしはLVが最初で最後の観劇でした(←つくづく氷帝戦とタイミングが合わなさすぎる女)。この際、初めてテニミュを観劇する人に成りきってみるのはどうだろうか?!と思い立ち挑んでみたものの試合()は無残にも敗北。だって1年半前のあの日に引き戻されたかのように錯覚をしてしまうほどあの時と同じ立ち姿で今日も今日とてキングの威厳を守り続けていらっしゃったんですから、、、泣けないわけがない!というわけで私の初見テニミュごっこは見事に無理寄りの無理に終わりました(笑)

・にちかリョマ~next season~

わたしがまず驚いたのはにちかリョマでした。前回と明らかに変わった気がしたのはリョマの感覚が馴染んできているということと、リョマとしての自信が強固になっていたということ。積み上げた経験値を毎公演試合の中で開花させていく様子は越前リョーマそのものでした。今日よりも明日、明日よりも明後日、リョーマと一緒に生きているにちかちゃんは羨ましくなるほど楽しそうで、絢爛としていました。

そしてそんなにちかリョマを軸にして士気を高めていく新青学さんたちには、もう二度と出せないであろう"生まれたて"感の勢いを知覚してしまい、人生の瞬きを含んだエモのようなものに浸っては叙情してしまうのでした。とにかく今日味わったこの気持ちは全国立海まで忘れないように大切に大切にとっておきたい。

・「ね、ねこちゃん、、、」

ズームでみうべ様が映し出されてまず思った一言が↑コレでした(笑) 感情が言葉を凌駕してしまうと人は語彙が幼児化してしまうのですね、、、。そしてねこちゃん跡部さまは相変わらず氷山の頂上で猿山の大将さん。前回よりもパワーアップしたメンバーに絶大な信頼を寄せながら、親切にスペックを紹介していく姿はギャルサークルのトップ。かつてギャルサーというドラマがあったんですがそのときの鈴木えみ宛ら。最高。パラパラを踊ってそう。

待ちに待ったリョマvs跡部は終始全身の毛穴をぶち開けられ、、、。同じキャラを演じ続けてきた2人のネクストステージ対決はどちらもすごくワクワクした表情のように見えました。絶対に負けられない最後の試合だからこそ全力で楽しむことを目指した両者のコントラストには完璧な臨場感があって映画館にいながらも風を感じられるような気迫さえあった気がします。

テニミュ公演中はいつだって「命を懸けて挑む」ことを己に唱え続けてきた三浦くん。"気を失って尚君臨し続けるのか"シーンではライトが当たっている間、絶対に瞬きをしない姿といい、幕が下りるまでの最後の最後まで跡部でいることを忘れない姿に三浦くんなりの show must go on の信念が汲み取れた気がしてなんだかグッときた全氷でした。挨拶では自ら笑いを取りにいき「めっちゃ笑ってくれてる」と安堵している表情には、跡部という責務を肩から降ろすことができた気持ちとか他にももっと入り組んだ感情が折り重なってできた挨拶のような気がしました。約2年半研鑽してきた跡部景吾との時間は三浦くんにとってどれほど貴いものになったんだろう。

テニプリキャラではリョマくんや幸村部長推しのわたしですが、跡部さまについて興味を持てたことをはじめ、テニミュというエンタメの歴史を追いかけることができたり、役者がキャラと共に成長していく過程をリアルタイムで見届ける楽しさを知る起因となった人物は三浦くん以外の誰でもありません。跡部様としてテニミュを牽引してきた三浦くんの日々をいつまでも清澄なまま永久保存できたらいいのにな。加えてこの世界のどこかにいる未来の跡部さまと一緒に写る三浦くんが待ち遠しい!今はそう思います。