有楽町で恋を読む
8月28日、約半年ぶりに三浦くんの姿を拝みに行ってきました。
本当はテニミュの福岡公演へ行く予定だったのですが前日に怪我をしてしまったため泣く泣く断念。本当に無念でならなかったので朗読劇こそは絶対!強い気持ち!強い愛!という心持でなんとか遠征できる運びとなり一安心。現場前日はこれでもかというくらい慎重に生きねば、、と改心させられましたね泣
と、いうわけでわたくしは勿論 三浦くんにとっても初めての朗読劇ということと、共演する女の子が昔NHKのクッキングアイドル マイ!マイ!まいん!という番組で爆発的かわいさを世に知らしめたことで有名な福原遥ちゃんとのことでこの日を大変楽しみにしていました。
公演の数日前にTwitterに投稿された2人で写っている写真にドキドキしつつも癒されながら何度も見返していたわたし。三浦くんが女子と2人だけで写っている!それだけでめちゃくちゃ大興奮なのに、遥ちゃんとの身長差と体格差に三浦くんの雄みがより強調されて心臓発作に心肺停止。病み上がりには強烈なかっこよさ、、しん&どい。この静止画神拝の時点で私は既にこのカップルの虜になってました。
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。
私的な話になるのですが、昔京都に在住していたということ、そして美術系の大学に通っていたことがあったため、共通点のある役を演じて頂けるということも含めて楽しみの一つでしたし、とても嬉しかったです。
メインステージには袖に向かって傾斜が高くなっている長さ3mほどの平均台(通常の物より幅が広い)のような物が2つ並べられており、そこにキャストが腰を掛けたり登ったりして時間経過や場面の様子などを表現できるようにしてありました。背景はイラスト映像が物語に合わせて流れる演出に。
・エミに声を掛ける
電車に乗り合わせたエミに声を掛けるか迷っている間の口元がずっとン~~ってなっていてアニメちっくでかわいかった(笑) 感情は目だけじゃくて口元にもしっかり表れるのです!
「あの!一目惚れ、しました!」
映画でタカトシを演じていた福士くんは「あの!一目惚れ!、しました(小声)、、」って感じでしたが、三浦くんは早く呼び止めなきゃという焦燥感からか大声で伝えていたので、セリフ一つとっても役者によって解釈が様々なんだなーということが直に知れておもしろかったです。この「一目惚れしました」という言葉が三浦くんの喉奥から発せられたという事実だけで甘酸っぱさが感じられて思わず頬がくぼんでしまいます。
どういう理由で自分に一目惚れをしたのか尋ねるエミ。「なんでわたし?どこが?」「自分でもよくわからないけど直観的にかわいいな、好みのタイプだなと思った」三浦くんがこのセリフを言うとちょっとチャラみが出て『好き』がビックバンした。
・動物園
キリンを被写体にしてクロッキーを描いているタカトシを見ながら、Twitterに投稿されていた「ゾウ描いてもうた!」と笑う三浦くんの動画を思い出す。(たぶんアレ見た人みんな思い出してたんじゃなかろうか(笑))
そしてタカトシの後ろから「教室に飾られるやつだ!」と声を掛けるエミ。その後の「おしりの部分がよく描けてるねぇ」という声がすごくかわいかった。
・電話
エミから聞いた連絡先に電話をかけようとする。緊張するのを紛らわすかのように立ったり座ったり、手と手を合わせてごしごししたりお膝を擦ったり。昼公演では髪を掴んで俯いてしまうほど深刻度が増していて思わず笑ってしまったw
電話をかける前に声量の調節をするところでちょっとアドリブを入れてみる三浦くん。アドリブ力はテニミュでしっかり培ってきたもんね!鍛錬された強靭なハートと絶妙なタイミング力でお客さんを笑いに誘ってみる。そういうところほんと好きだぞ~!
あんなに「エミさん」って言うのを練習したのに、いざ電話をかけるとテンパって結局「福寿さん」呼びに。(おい~練習した意味ね~~!)と言わんばかりの表情が完全に恋する初心な男子大学生で最高に"養いたい"と思った。
・デート
2人とも身体を上手側へ向けてタカトシがエミの後ろに立ったときの場面。彼女の後ろ姿を見た後(しかもちゃんと全身を一通り見る)「今日の服、いいね」って柔らかく声を掛けるんだけどそれがすごくナチュラルでいやらしさが微塵も出てこない!まさに王子。白い大きな洋館かお城に住んでいて、すべての国民から愛されているどこかのお国の王子そのまま。言っときますけど幻想を誇張してなどいませんからね?見たままをお伝えしております!
・河原
男性とデートするのが初めてと言うエミが「恋には慎重すぎるくらい慎重だよ!」と力説している様子を包容力のある眼差しで見つめるタカトシが美しい。きっと良いお父さんになる()
からの、「福寿さん、ボクと付き合ってください」はさすがに地球が割れた。今までとは打って変わって一世一代の表情に。膝に置かれた手は拳となって力いっぱい握られていて、タカトシの緊張感がゾクゾクと伝わってくる。
そして一番の惚れポイントが次、エミはこの後自分を恋人とするにあたっての注意事項をタカトシに伝えていきます。そのときの返答の仕方がただただ出来彼(←出来る彼氏の略)で爆死してしまうくらい最高だったのでここに書き残しておこうと思います。微々たる語彙力でどこまで鮮明にお伝えできるかわかりませんが頑張って書いたので、頑張って読んでください()
「私癒し系じゃないよ?よくそんな風に言われるけど」
「いいよ(柔らかく受け入れるような感じで)」
「食べ物でかなり機嫌が左右されるよ?」
「いいよ(ちょっと微笑みながら)」
「けっこう我が儘だよ?自分は自分!みたいなところがあるよ?」
「いいよ(大切に、愛おしそうに)」
「いいよ」の一言に3パターンの感情を添えて返していくのがタカトシなりのアイシテルのサイン~ぼくたちの未来予想図~なんだなぁ。
・引っ越し
今までは近くても一人分の距離を空けて座っていた2人でしたが、交際に発展したシーンからは距離を詰めて座るようになります。
昼公演にて、座った位置が近すぎたと思ったのか すぐに座りなおした遥ちゃん。たぶん頭の中でお互いのファンのことが過って反射的にとった行動のように思えました。このとき(君たちは今カップルなんだからそんなこと気にしなくていいんだよ~!!!!むしろもっとくっついてていいんだよ~!!!!)と私の心が叫びたがっていたことは言うまでもない。
エミが「棚とかないの?」と尋ねたときの「うん(真顔)」と返すタカトシの声が完全に母ちゃんとの会話みたいになってて突然の息子みがとにかく変化球でかわいすぎた。
「私に予知能力があったらタカトシくん宝くじ当て放題だよ?」「俺は自分で稼ぐよ(イケボ)」意識高すぎタカ(スギ)トシくん、、、。
エミをおくっていく場面、彼女が俯いて泣いたとき「また泣いてる(笑)」ってちょっと困ったように笑いながら、でも安心させるような声掛けに再度出来彼力を感じてしまい、願わくばタカトシとエスケープしたさしかない。
・散髪
このシーンに入る少しの間に三浦くんの後ろにササっとまわって水を飲む遥ちゃん、という図に激しく萌えたところからスタート(笑) 1公演目の序盤から既に汗だくだった三浦くん。「(切った後の髪を)触っていい?」と言うセリフの後に思わず「オレ汗すごいな~笑」とアドリブを入れてしまうくらいの量! 遥ちゃんはというと いきなりのアドリブに目がまん丸でした(笑)
会話中、いつの間にかエミを下の名前で呼んでいることに気付くタカトシ。「オレ今"エミ"って呼んだ?」からの「エミ」と声を掛けるとき、後ろにいる彼女のほうへ振り向いてちゃんと目を合わせるんですよ。つまりそのときの表情はエミにしか見えない。3秒でいいから、いや2,5秒でいいから遥ちゃんに乗り移るかもしくは幽体離脱するかしたかった、、!
・「やばい、抱きしめたい」
膝の上に固く作った拳を乗せつつ、目線はしっかりエミに合わせる。朗読劇なので実際に手を繋いだり抱きしめたりする演出はなかったものの、三浦くんの口から紡がれるタカトシの機微やその後の情景などが丁寧すぎるくらい丁寧で耳が熱くて燃えそうだった。というか発火済みだったと思う。次回こそは実際に手を繋いだり抱きしめ合っていただきたいですね(真顔)
0時までには帰らなければいけないというまさにシンデレラガールのエミ。最後の最後まで一緒にいたいという想いから「おくるよ」という言葉に芯を込める。そしてわたしは付き合ってほしいさがより強まって客席でひとり拗らせる()
・「私これからすごく現実離れした話をする」
タカトシのとの間に時間のズレが生じていることを説明するエミの目を まばたきしてるか?!と心配になるくらいに見つめて聴き込むタカトシ。
・比叡
真実を打ち明けられた次の日のデート。タカトシから事前に「この日は君にひどい態度をとってしまう」と告げられていたエミは気丈に振る舞う。
「なにお願いしたの?」
「別に。なんでもいいじゃん。」
↑反抗期の息子感がすんごい
「辛い。昨日僕と過ごしたエミを今日の君は知らない。今まで過ごしてきた思い出も君は知らない。それが見えてきついんだよ!一緒にいると辛いんだ!」
「待って!」
「こうなることも予定通り?」
このときのタカトシは序盤とは大きく変わって冷ややかで、自身の辛さを全部エミのせいにしたくなっているような雰囲気さえあって強めに突き放す様子がちょっとこわかった。ま、そのあとコインランドリーでエミとの関係を反芻しながら反省に至っていくのですが。
・伏見稲荷
タカトシがエミとの残りの時間を大切に過ごしていこうと決心した日。やっとタカトシが改心できたのに2人の両膝が向い合せになる瞬間はここが最初で最後だった。三浦くんの大きな足が遥ちゃんの足元に一番近づく時間がこんなにも刹那だなんて。なんで時を止めてくれなかったんだドラえもん!!
・両親に会う
タカトシの実家へ向かう道中にたこ焼き屋に寄って2人で食べる。このとき たこ焼きを頬張ってはふはふ言いながらセリフを言う遥ちゃんが激うまだった。手には台本があるはずなのにたこ焼きが見える、、。落語家ばりの表現力。
その後2人が両親役になったりする場面がちょこちょこあるのですが、エミの余韻を全く残さずお母さんになりきる遥ちゃんの演技に脱帽。チケット代の3分の1はこの演技ですと言われても頷けるぼどに。三浦くんの演じるお父さんは どうしても発展途上感が否めませんでしたが三浦くんが思う気難しそうなお父さんってこんなイメージなんだなと思うとなんだかかわいかったです(笑)
夫婦を演じるときは2人とも客席に背を向けるのですが、そのときの体格差がたまらんのなんのって、、!私の思い込みもあるのかもしれませんが、背中だけでもちゃんとリアル夫婦に見えくるんですよ。あんなに愛おしい男女の背中は見たことがない。これを危うい記憶に留めることしか存続手段がないのが辛い!円盤が出ないのなら5000兆円ください。
・30日目
「緊張してる?今日が君にとって最初の日だもんね」急に3歳くらい年上のお兄さん感が出てきて戸惑ったけどやっぱり付き合いたさしかなかったですね。
そしてタカトシから30日の間にあった出来事を聞くエミ。そこから少しずつエミの立場から見たときの30日間へ移っていくんだけどそれがどうにも切なくて。「少しずつキスも抱擁もしなくなって、タカトシ、タカトシくん、南山くん、になっていく」というセリフでは目頭が熱くて痛かった。そしてエミにとって最後の日に出会った彼は、猫背気味で彼女の瞳を見つめられない自信無さげなタカトシになった。
三浦くんてどう見てもイケてる枠の人間じゃないですか?だからこうして役者魂でイケてない人を演じている姿を見たとき、役者としての大きな一歩を見た気がして嬉しくなったりしてました。
・カテコ
袖 待機のとき:1stアイコンタクト
タイミング合わせのためか客席へ一礼する前に:2ndアイコンタクト
ここだけでもう悶絶するほどかわいいのに三浦くんてば王子様だから、袖へ捌ける間際に「どうぞ」と手を差し出して先に遥ちゃんを袖へエスコートしちゃったりなんかしてて最後まで完璧な出来彼すぎた。あの場にいたリア恋みうファンは漏れなく全員 息の根が止まったことでしょう。
因みに私は朝と昼公演しか入れなかったのですが、夜には遥ちゃんの誕生日サプライズもあったとのことで非常に見届けたかったです!しかも腰に手を添えてエスコートって、、、まさかダンデビで共演したお兄ちゃんたちの技に倣って、、!?(詳しくはダンデビをご覧ください)
とにかくこの劇を見た最初の感想としては「三浦くんが遥ちゃんと交際しててもいい!!!!」だった。寧ろ嬉しい!遥ちゃんなら安心できる!そう思えるくらいお二人とも清らかで純白で愛おしすぎたんですよね。この世で一番最高なカップル、、。
劇中でタカトシとエミが同じ年齢で出会えるのは今しかないと語られるたびに、未成年の三浦くんの口から「抱きしめたい」とか「愛してる」とか「好きだ」とか「キスした」というような甘い言葉が紡ぎ出されるのも今しかないんだなと思ったら心臓がぎゅ~っとなり、身体をしばらく火照らせたまま歩く有楽町の風は人肌のように生暖かくてとにかく暑かった。なんなら雨で頭ごと冷やしてほしかった。それくらい暑かった。
そしてエミへ贈る甘い言葉たちはいつだって彼女と目をしっかり合わせてから伝えられます。だからこの言葉を言うお顔を真正面から見られるのはエミである遥ちゃんだけっていうロマンス。お顔が見られないのは惜しいけれど、でもわたしにはわかります。誰がなんと言おうとこれこそ正しい演出!
そして全体としては、キャラ設定に首を傾げたくなるところがなかったわけではないですが、三浦くんの新たな挑戦に立ち会えたこと、遥ちゃんのかわいさを発見できたこと、2人が織り成す恋物語に身も心も浸ることができたのでご満悦です。素敵なひと時を有難うございました。
そして観劇後、遥ちゃんが歌う「声ガール!」の主題歌を静かにDLしたのでした。
https://www.youtube.com/watch?v=orXcT49_KIE
一発勝負だ けつかっちん!