自分がクソほどムカつくので、本を読むことにしました。

 これまで僕に『三浦は本を読むと良いよ』と言ってくださった方々、すみませんでした。いつも(そうなんだろうなぁ 読まなきゃなぁ)とは思いつつも、心のどこかで(いやぁ、別に読まなくてもなんとかなるっしょ)と思っていました。本当にすみません。ありがたいお言葉を無下にしてしまって。

 もう、書くことがどんどん見つからなくなってしまい、デクレッシェンドです。じわじわと自分の首が締まっていくのを、底抜けの怠惰と捻じ曲がった自己肯定の脆いプロテクターでもって、なるべく守ってきました。守ってるフリをしてきました。気付いた時にはもう遅かった。完全に窒息です。「書くことがありません」なんていう、白旗みたいな文章まで書いて。そりゃ終わっちゃうよ。

 これまでは、「読むことは良いことなんだろう」というポジティブらしいふわっとした思いでいましたが、これからは「読まなきゃ死ぬ」と思うことにします。書くことが大好きだ、でも、何も読んでないから書けない。それはつまり死です。首が締まり切ることです。僕は一回死にました。自らのだらしなさに殺されました。

 ムカつきます。好きなことができないのは、すごくムカつく。だから、めいっぱい本を読むことにします。好きなことをして生きられるように、本を読みます。ムカつくから本を読みます。僕は昔から、パンクを聴いて生きてきました。反抗です。ちくしょうこの野郎、と思っています。「楽しそうだから読む」ではなく、「ムカつくから読む」と思うことにします。粋がった中学生みたいですが、本当です。

 これは、まったくポジティブな話です。不快に思った方がいたらすみません。簡単に「死ぬ」なんて言ってしまい、申し訳ありませんでした。なるべく早く文章を書けるようになるまで、頑張ってみます。この文章内、2パラグラフ目みたいなのは、これから先ちょっと書かないようにします。あー、ムカつく。頑張れ。


頂いたお金で、酒と本を買いに行きます。ありがとうございます。