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【子育て】次男小学校入学から2週間…心配になりすぎる自分への戒め

こんにちは。
8歳・6歳・1歳の男の子3人を育てているsatomiです。

前回の投稿から随分経ってしまいましたが、やはり子どもの成長は残しておきたいと考え、投稿を再開することにしました。
今回は、次男が今月から小学校に入学して、親として感じることを書き留めていきたいと思います。
次男の様子ではなく、親としての今後の決意表明というものでしょうか。
ご興味ある方はお読みいただけると嬉しいです。

恐らく、このnoteを書いている方の中でも今年入学という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
おめでとうございます…もさることながら、親の準備、そして新たな場所へ子どもを送り出すことへの不安も大きいのではないでしょうか。
というのも、私がそうでした。

次男は保育園に0歳から入園させていたため、卒園式では赤ちゃんからの成長を走馬灯のように思い出し、ただただ大きくなった姿を見て、胸が熱くなりました。そして、小学校での成長も心から楽しみだと思う気持ちは紛れもない事実です。
入学式の晴れの姿は、あいにく雨でしたが、ランドセルを背負って歩く次男を見ると、また新しいステージに上ったのだと言葉には表せない気持ちを抱きました。

そういった節目の行事を迎えるとともに、喜ばしさと嬉しさを大いに感じる一方、不安な気持ちを抱いてしまうことも、また事実。
我が子は新しい環境でちゃんとやっていけるのだろうか…
友達は…勉強は…、考えたらキリがないですよね。
どこかで、親が正しい方に導いてあげなければと気負ってしまう部分もあったのだと思います。
長男は4月から3年生に進学し、入学を一通り経験してきているはずですが、それでも、次男と長男とはまた違う性格のため、心配が尽きません。
どーんと構えられない自分の未熟さをただただ感じました。

そこで改めて、私自身に言い聞かせたことは2つ。もう一度私がやるべきことを自分の頭の中を整理してみました。

子どもを信じること
子どもを常に応援し続けること

多岐にわたって子育てを考えても、結局終着する場所は、これに尽きるだと改めて思います。
私は児童精神科医として半世紀以上ご活躍された佐々木正美先生のお言葉に何度も救われてきた過去があるため、改めて佐々木先生のご著書をいくつかこの機会に再読をしてみました。

佐々木先生は子どもを育てることを下記のような言葉で表現されています。

育児の基本は、子どもがその一生をとおして、よい人間関係を持ちつづけられるように育てることです。よい人間関係を失ってしまうことがないように生きていけたら、健康で幸福な一生を過ごせます。

『はじまりは愛着から』佐々木正美 福音館

よい人間関係の構築…これは親が介入して積み上げられることではないと改めて思います。親はアドバイスをすることはできても、最後には子どもが考え行動して、友人関係を築いていくのだと。
そして、小学校入学は社会への第一歩と表現されますが、まさに学童期は、友達との関係や繋がりが大きくなる時期だということも書籍を読んで改めて思います。
親が全てでは無くなる…友達という横の存在が大きくなる時期です。
心理学者であるエリクソンは、この学童期(7歳~12歳)の課題としては「勤勉性」をあげています。
佐々木先生は、この勤勉性について説明されています。

子どもの所属している社会や文化圏で、社会的に期待される活動を自発性を持って、習慣的にどれくらい営めるかということ
・十分身につくためには、仲間と道具や知識や体験の世界を共有し合わなければならない。

『子どもの心はどう育つのか』佐々木正美 ポプラ新書

この子どもの自発性に私は着目しました。
日々の子育てを振り返ると心配のあまり、親である私は先回りをしているのですよね…。
学級だよりも隅から隅までチェックして、持ち物や下校時間など。
それでは、自発性もなにも、子ども自ら考え行動する力を吸い取っているのではないかと、こうやって立ち止まって考えると怖くなります(泣)

・お節介を止めないでいると、子どもはいつの間にか「何をするのか、どうするかは自分で決めるものじゃない、親が決めるものだ」と思い込む。自分が何を求めている人間なのか、何をやったときに自分らしいと感じる人間なのかを知るチャンスが徐々に減っていく。
子どもたちは任されれば十分に選ぶ力を持っていて、任されれば任されるほどその力を伸びていく。

『本当は怖い小学一年生』汐見稔幸 ポプラ新書

・子どもを愛するというのは、その意味でたやすいことではない。愛情の形を、子どもを信じて、できるだけ子どもに任せる方向に転化していくようにしたほうがよい。
見守る、任せるというのはある種の我慢であるが、それがある時期から信頼と成長に形を変えていく

『本当は怖い小学一年生』汐見稔幸 ポプラ新書

だからこそ、原点に立ち止まることが大切ではないかと改めて痛感しています。
子どもたちは任せれば十分に選ぶ力を持っている
だからこそ、親として必要な子どもを信じること、見守ること。
まさに、今の私の課題だと思い、自分の戒めとしてここに記しました。
やはり願うことは、子どもが自らの手で道を切り開き、納得する形で幸せな人生を歩んで欲しい。
切実に願います。

幸い次男は、登校をしぶることなく学童も小学校も行っています。
最初の1週間は、家に帰ってきて18時。
ご飯も食べず、お風呂にも入らず、そのまま寝てしまうことも度々。
小さい身体で1日、心も身体も頑張っているのでしょう。
寝顔を見て、感極まる私がいました。

登校初日 友達と一生懸命歩く次男

理想と現実が、なかなか上手くいかない時もあったり、そしてこれからもきっとお節介になってしまうこともあると思うのですが、自分の心の真ん中にぶれない気持ちを持って、いつでも立ち止まれるようにしていきたい。
今回改めて書きながら、強く強く感じたことです。

全国には同じ境遇のお母さんお父さんが沢山いらっしゃると思います。
ぜひ同志として頑張っていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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