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OpenAI CEOのSam Altman氏とは?

毎日のようにお世話になっているChatGPTですが、その運営会社OpenAIのCEOであるSam Altman氏が、本日、タイム誌が選ぶ「影響力がある100人」に選ばれていて話題になっていました。(なぜかBella Hadidの隣にいますね。)

今回は、Sam Altman氏について「Insider」がまとめてくれたものがありましたので、それを要約してみました。

生い立ち


現在、37歳のSam Artman氏は、Missouri州の St. Louisで生まれ育ち、8歳のときには既に、マッキントッシュ・コンピュータのプログラミングと分解を学んでいたようです。

16歳の時に両親に、自分がゲイであることをカミングアウト、コミュニティ全体に対してのカミングアウトは、学校で行われたセクシュアリティに関する集会をキリスト教団体がボイコットした後のようです。

スタンフォード大学に進学しましたが、2年で中退して、ユーザーの位置情報を友人と共有するモバイルアプリLooptの開発にフルタイムで取り組みました。

Loopt売却


Looptは、アクセラレーターであるY Combinatorから、$6,000を得て、最終的に$175 millionの評価額に達しましたが、結局、2012年に$43 million(ほぼ投資家から調達した金額)でプリペイドカードで知られる銀行系企業、Green Dotに買収されました。Looptの共同創業者の一人であるNick Sivo氏とAltman氏は、9年間付き合っていたようですが、会社を売却した後に別れたようです。

*アクセラレーター(Accelerator)とは、シード段階を過ぎたスタートアップ企業のビジネス拡大に焦点を当てた資金投資やノウハウなどのサポートをする組織です。

Hydrazine Capital設立


Sam Altman氏は、Hydrazine Capitalというベンチャーファンドを設立して、$21 millionの資金を調達しました。その中には、Looptから得た$5 millionと、ミリオネアの起業家でベンチャーキャピタリストのPeter Thiel氏(PayPal、Palantir Technologies、Founders Fundの共同設立者)からの出資が含まれています。

Y Combinatorの社長


2014年、Sam Altman氏は28歳の時に、スタートアップアクセラレーターのY Combinator創設者ポール・グラハム氏の後任として、社長に選ばれました。

自分が、原子力発電の会社を作りたかったことから、核分裂と核融合の2社(HelionOklo)にも投資を行い、また自己資金も投じ、現在も取締役を務めています。また、従業員管理プラットフォームのLatticeで共同創業者兼CEOを務める弟のJackとともに、2020年にmoonshot企業への出資に特化したApolloというファンドを立ち上げました。

*moonshot企業とは、財務的なリスクはあるものの、画期的な開発で成果を上げる可能性のあるスタートアップのことです。
*Altman氏はOpenAIに注力するため、2019年3月にYCの社長を退任。

OpenAI設立


2015年、Altman氏は当時テスラやスペースXのCEOであったElon Musk氏と共同でOpenAI社を設立しました。

非営利の人工知能企業である彼らの目標は、「AIが人間を一掃しないようにする」ことでした。LinkedInの共同創業者であるReid Hoffman氏やPeter Thiel氏など、シリコンバレーの著名人がAltman氏やMusk氏とともにOpenAIに$1 billionを出資することを約束しました。

Altman氏は2019年5月、OpenAIが非営利企業からcapped profit corporation(利益上限あり)の企業に転じたことを受けてCEOに就任、その直後に、MicrosoftのCEOであるSatya Nadellaに実演して、$1 billionの出資を受けています。

ChatGPTリリース


ChatGPTが2022年11月30日にリリースされた後、5日間で100万人以上のユーザーに達しました。

ChatGPTが公開された理由は、OpenAIがユーザーからのフィードバックをボットの改良に役立てるためのようです。

公開から数日後、Altman氏は ChatGPTは「楽しい創造的なひらめき」には「最高」だが、事実を調べるには「それほど良いアイデアではない」とツイートしています。

今年1月、Microsoftは再びOpenAIにmultibillion dollarの投資を行うことを発表ました。投資の具体的な内容は共有されていませんが、Microsoftの投資額は$10 billionとみられています。

まとめ


8歳でコーディングを行なっていたなんで、やっぱり天才なんだと思いますが、素晴らしい投資家との出会いが相乗効果となって、ものすごいスピードで人生の階段を駆け上がったという印象を受けます。 

彼は、エンジェル投資家としても多くの企業に出資していますし、Worldcoinというユニークな仮想通貨の共同設立者でもあります。

また、民主党の支持者でもあり、大金を寄付していますので、ChatGPTを利用する際には、そういったことに着目しながら利用すると面白いかもしれません。

そして、下記のような過激な発言もされていますね。

Altman told the founders of the startup Shypmate that, "I prep for survival," and warned of either a "lethal synthetic virus," AI attacking humans, or nuclear war.
アルトマンはスタートアップShypmateの創業者たちに「私は生き残るための準備をする」と語り、「致死性の合成ウイルス」「AIによる人間への攻撃」「核戦争」のいずれかを警告した。
I have guns, gold, potassium iodide, antibiotics, batteries, water, gas masks from the Israeli Defense Force, and a big patch of land in Big Sur I can fly to.
私は銃、金、ヨウ化カリウム、抗生物質、電池、水、イスラエル国防軍のガスマスク、そしてビッグ・サーに飛んでいける広い土地を持っています。

反トランプとして有名でもあるSam Altman氏ですが、共和党のPeter Thiel氏やElon Musk氏と今後どのように良好な関係を保っていくのか、個人的にとても興味があるところです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今回のポストが皆様のお役に立てたなら、何よりも嬉しい限りです。


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