みなさんは検索エンジンは何を使っていますか？

弊社へアクセスいただく方の65％近くが「Chrome」を使っているようですので、「Google」を検索エンジンとして使っている方が多いのではないでしょうか。

私も以前はそうでしたが、使い勝手の良い数多くのGoogle製品にプライバシーの全てを握られているようで、心地良く無くなってきたため、代用できるものは他社製品を使うようになりました。

代用しているツールのひとつが、検索エンジンで、私は、数年前から「DuckDuckGo」を利用しています。

今回は、「DuckDuckGo」を利用する利点について解説いたします。

１　個人情報を保存しない

Googleは、ユーザーの検索履歴、位置情報、その他の個人情報を追跡して、最大限に利用して、何百万ものサイトやアプリに組み込まれた巨大な広告ネットワークを使い、莫大な利益を得ています。

Googleのシークレットモードも、実際にはシークレットモードではなく、デバイスのセッション終了後にローカルの閲覧履歴を削除するだけで、Googleを含むすべてのウェブサイトが、IPアドレスやブラウザフィンガープリント（ブラウザ情報）などが取得されているのです。

しかしながら、DuckDuckGoは、検索をユーザー個人と結びつけたりする情報は一切保存しないので、プライバシーが保たれます。

２　Googleトラッカーをブロック

YouTube、Gmail、Chrome、Android、Gmapsなど、Googleが運営するあらゆるサービスはユーザーの個人情報を活用しています。航空会社などの広告主が、ユーザーの個人情報に基づいて、料金設定をしているのはよく知られていると思います。また、ターゲティングによってユーザーを操作し、より多くのものを買わせるように設計されているのです。

DuckDuckGoの検索エンジン（ブラウザ拡張機能）とモバイルアプリは、Googleトラッカーと、Facebookや他の無数のデータブローカーからのトラッカーをブロックします。さらに、より高度な暗号化を提供するなど、ユーザーを守るための機能も充実しています。

３　偏りのない検索結果

Googleでは、トラッキングによって蓄積されたデータプロファイルに基づき、パーソナライズされた（ユーザーがクリックしそうなものに合わせた）結果が表示されます。

例えば、政治的な傾向がある場合、自分が同意する結果が表示され、反対意見を見る可能性が低くなります。全体として、これはエコーチェンバー（同質の意見が拡散されていく環境）の増加につながると言われていて、偏った社会編成にに大きく貢献してしまうことになります。

DuckDuckGoではこのようなフィルターは掛かることはありません。

４　!bangsがある

検索ボックスに「!」を入力するとプラットフォーム別の検索が可能です。

Wikipedia、Google、Twitter、Amazon.com、Netflix、GitHub、IMDB、LinkedIn、Reddit、eBay、Steam、StackOverflow、Pinterest、Zillow、WolframlAlpha

などのプラットフォーム別での検索が可能になります

５　DuckAssistがある

昨日、3月8日に、DuckDuckGoがDuckAssistを発表しました。

AIによるプライベート検索とブラウザのアップデートの最初のシリーズで、無料で、サインアップ不要となっています。

DuckDuckGoの検索ボックスに質問を入力すると、DuckAssistが現れ、AIの自然言語技術を使用して、Wikipediaで見つけた内容を匿名で簡潔に要約して表示することができます。

６　DuckDuckGoをブラウザに追加する

デスクトップでDuckDuckGoをディフォルトの検索エンジンとして使うには、次のステップ設定できます。

１　ホームページ（https://duckduckgo.com/）にアクセス
２　画面中の「ChromeにDuckDuckGoを追加」ボタンをクリック
３　画面右上の「Chromeに追加」ボタンをクリック
４　「必須項目追加」ボタンを選択
５　完了

まとめ

DuckDuckGoを使うことにより得られるメリットは次の通りです。

●個人情報が保存されない
●個人情報を利用されない
●個人情報に偏った検索結果が表示されない
●ラットフォーム別の検索ができる
●DuckAssistというAIアシストが利用できる

お使いのブラウザの一つにDuckDuckGoの検索エンジンを追加して試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。感謝しています。

今回のポストが皆様のお役に立てたら私は大変嬉しく思います。