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ミニマリストにはなれない

ミニマリストというのが流行っているらしい。

言葉は知っているが、意味がよく分からないので調べてみた。

コトバンクに書かれた知恵蔵 の解説によると以下の3つ。

  1. 最小限のという意味のミニマルから派生した造語。

  2. 持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。

  3. 大量生産・大量消費社会で新しく生まれたライフスタイル。

断捨離の厳格版と考えればいいのだろうか。
何を持ち何を持たないかは人それぞれだと書かれているが、他のHPを見ているとこれを持たないのがミニマリストのような表現が見える。
これを人それぞれというのだろうか?

また同じコトバンク内のブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説によると、かつてロシア社会革命党内の妥協的な穏健分子で最小限度の要求を掲げる社会主義者の一派がこう呼ばれたと書かれている。

ミニマリストは社会主義から派生してきたのかと何となく納得してしまった。

ミニマリストの皆さんが社会主義者な訳はないだろうし、目指してるわけでもないだろう。
私も社会主義者ではないが、余分な物は出来るだけ持たない方がいいというのは賛成できる。

バブルの時代を過ごし、飽食の時代を過ごし、使い捨て時代をを過ごしてきた私には余分な物が多くある。

例えば本。
もう二度と読むこともないだろう本も本棚に飾られていたりする。
私は本が捨てられない。
本棚は既に満杯で本棚の前に積み上げられていたために、新しく本棚を買うか、それとも本を処分するかで相当悩んだ。
結局公立の図書館に連絡して、小説の文庫本を千冊ほど貰っていただいた。

服にしてもそうだ。
さすがに1か月は保たないだろうが、2~3週間なら洗濯しなくてもいいくらいの量はある。
もちろん洗濯はするから着ない服が出てくる。
もう長い間袖を通してない服があったりするのだから捨てればいいのかもしれないが、いつか使うかもと思いそれがなかなかできない。
それで使ったためしはないのだが。

それにしてもミニマリストへのハードルは私にとってはハードルというよりは棒高跳びに等しい。
しかも素人が世界記録に挑戦するようなものだ。
イマイチ興味がないのも事実なんだが。

だから私はシンプリストを目指そうと思う。

ミニマリストのいらない物第1位といわれるテレビは、私にとっては必需品である。
ずっと見ているわけではないが、例えばどこかのお店にBGMが流れるように、小さくともテレビの音がないと落ち着かない。
だから朝起きたらテレビをつけ、夜寝るまでついている。
たまにうたた寝していてもずっとテレビはついている。
お風呂の入っていても付けっぱなしだったりする。(節電しろよ!!)

だから私は自分の好きなものに囲まれて暮らすシンプリストを目指そう。
もちろんまずは断捨離が必要だろう。

急には出来ないだろうから、ボチボチ進めよう。
そしていつの日かシンプリストを極めようと思う。

まずは一歩だが、それがいつになることやら。
意識だけはあるが、行動が伴なわないんだよなぁ。
三羽 烏

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