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《Q&A》願望を諦めたら、絶望の未来になりませんか?

昨日の記事に公式LINEよりご質問をいただきました。

◉質問◉
願望を手放したら、今までの願いは一旦白紙になるのですか?
今時点の解釈だと、
願望を諦めることは、願望を感じないようにする
というものになってしまいます。
願望を諦めなきゃ・・・
となると、絶望した未来になってしまいそうです。

というご質問でした。
私もセルフワークを始める前は、このようなことを感じたのでよく分かります。

まず、
『願望を諦める』のは何のためなのか
が一番重要です。

願望を諦めるのは願望を叶えるため、だと、
結局【願望】という不足感から一歩も離れていない状態となります。

願望を諦めるのは不足感を感じないようにするため、だと
自分が感じている不足感から目をそらしているだけです。


冷静になって考えてみましょう。
願望を抱いているあなたは、一体どのような状態でしょうか?

【願望】とは【不足感】から湧き上がるものです。
つまりは、叶えたいこと=叶っていないものを考えている状態です。

願望を抱くことで楽しかったり、嬉しかったり、幸せならば、何個でも願望を抱いていいのです。

ですがきっと、このようなご質問をされるということは、願望を抱いているが故に苦しかったり、辛かったり、悲しかったりするのではないでしょうか?


ここできちんと理解していただきたいことは、
自分が【願望】を抱いているから苦しんでいる
ということです。

自分を苦しめているのは自分自身だ
と俯瞰的に感じてみて下さい。

不足感から生まれた願望を抱くことで、自分は苦しんでいる。
不足感・無いもの・手に入れられないもの・叶わないものを『叶えたい』と思っているから苦しんでいる。
「無い」にフォーカスしているから「無い現状」に苦しんでいる。

ここが理解できたとき、腑に落ちたとき、
『願望の手放し』ができるのです。


願望を諦めるというのは、
願望を叶えるためではなく、
不足感を感じないようにするためではなく、

自分を苦しみから解放してあげるため

自分をラクにしてあげるため


なのです。

願いが叶わなくて苦しい、辛い、悲しい!
というのは、
願望を持ち続けて、苦しい、辛い、悲しい!
ということです。

自分を苦しめ、辛い思いをさせ、悲しませているのは、願望を抱き続けている自分自身なのです。


この時点で「あ、そうか」と思えたのならOKです。
しかし「そんなこと言っても、私は叶えたい」と思うのなら、その願望に固執し、執着していることを自覚する必要があります。

固執・執着することが悪いのではありません。
固執・執着している今が苦しくてどうにかして欲しい、と思っているのなら、苦しめているのは自分自身だと理解する必要がある、ということです。

【願望】という檻に自ら入り、
「暗くて怖いから出してー!」と叫んでいるようなものです。
その檻には鍵はかかっていません。
いつでも出られるのに、檻の中にいることを選択しているのは自分自身です。

今までは、本当に檻が暗くて扉が分からなかったかもしれません。
しかし、このQ&Aによって檻の中は照らされました。
扉の存在を認識することができたのです。

認識した扉から出るのか、
それとも檻の中に居続けるのかは自由なのです。



では、もう一段階先のお話をします。

何度も書いていますが【願望】とは不足感から湧き上がるもの、ですね。
そして、その願望によって苦しめられている。
(全ての願望がそうではないけれど、今回は不足感が理由として進めます)

ここで視点を少し変えてみましょう。
その願望がもし無かったとしたら、あなたはどのような状態になるでしょうか?
その願望を抱く必要が無かったら、です。
※願望が叶ったら、ではなく、願望そのものが無かったら、です。


私はこれを考えたとき、

これらの願望が無かったら、私は何も悩むこともいなし、不足感を感じることもないし、足りないものなんて一切なく完璧な状態だ

と思ったのです。

願望という「不足感」を感じている時は「無い」「足りない」「満たされてない」「不完全」と思っていましたが、願望そのものがないと仮定した時、私は「無いものなんて無い」「足りてる」「満たされている」「完全」な状態になれることに気付いたのです。

これは全てが「在る」状態です。
昨日の記事にも書きましたが、

何者でもない
何も持っていない今の私でいいのなら
不安も焦りも恐怖を抱く必要がありません。
今の私が完全体であり
一番新しく
最先端で
完璧です。

だと腑に落ちたのです。
全てが「在る」状態の私でいれば、「不足」なんて一切ありません。
「不足」を感じる必要が全くなくなるのです。

もしここで、
「じゃあ、この状態になったら願いが叶うの?」
と感じた場合は、やはりまだ【願望】から完全に離れられていないことになります。

「私は今時点で完璧だ」
という状態になると、不足感から生まれる願望が無くなります。

生まれるものは、何の制限もない《素敵な想像》だけです。
不足感を感じることのない、純粋にワクワクするような《素敵な想像》です。


『私は完璧だ』と思える段階にくると、自分のことがとても愛おしく、とても大切だと感じることができます。私自身が愛に包まれている感覚です。
この状態に長く浸りたい、この状態で居続けたいと思えるほど、非常に心地良い状態になれるのです。


とは言え。
ネガティブな感情は生まれるし、みぞおちが窮屈になるし、身体になんとなく不調を感じることはあります。
ここで「折角良い状態になれたのに、もうこれか」と自分を責めるようなことをしないでください。

愛しい自分が調子を崩したのです。
「大丈夫?どんな感じ?ゆっくりしようね」と労れば良いだけです。


私たちは大小様々な願望を抱いています。
それが知らず知らずのうちに執着やルールのようになっていて、自分自身を苦しめる足枷や錘になっているのです。

自分が抱いている願望によって自分自身が苦しいのであれば、自分を苦しめる原因となっている願望を諦め、手放し、心身を緩めてあげるとよいと思います。

このまま「絶対叶える!」と願望を抱き続けても、もちろん良いのです。
その場合は、自分で選択した道を自分の責任で歩んでいくだけです。
その歩みで生まれる苦しさも辛さを、自分が選んだのだと、自覚して進み続ければいいのです。


今の私は、
《願望を叶えるためにはどうしたらいいのか》
というアドバイスはできません。

「私は完璧だ」という状態が分かった今、完璧な私には完璧な出来事しか起こらないと思っているからです。愛しい私には、愛しい現実しかやってこない、とも言えます。

実際に何が起こってくるかは分かりません。
どんな具現化、現象化が起こるかはこれからのことです。


自分を苦しめていたのは、自分自信だと気付けたことが大収穫であり、自愛を深めるものでした。


ご質問の回答になるか分かりませんが、
以上で終わりとなります。
ありがとうございました。




miwa


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