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作品ご紹介:Leader

4/1に上映されるスッバラージュ出演作、ラーナー・ダッグバーティ主演『Leader(リーダー)』についてご紹介します。

この作品は、日本ではバーフバリのバラーラデーヴァ役として知られているラーナー・ダッグバーティさんのデビュー作です。

州首相の座を巡り、蔓延する腐敗・政治の在り方などを問う政治ドラマ。
主演のラーナーさんは州首相の息子・アルジュンを、スッバラージュさんはアルジュンのいとこ・ダヌンジャイを演じています。
『バーフバリ』で演じたのとは真逆の配役で、2人が対立する点も見どころです。

今回の上映は英語字幕です。
途中までのあらすじと、簡単な用語集をご用意しました。
インターミッションを挟んで前半と後半冒頭までですが、鑑賞の助けになりますと幸いです。
※こちらの解説は”魅惑のテルグ映画”の有志が作成したものです。

俳優について

ラーナー・ダッグバーティ
日本では『バーフバリ』のバラーラデーヴァ役で一躍有名になり、東京コミコン2018や新宿ピカデリーの舞台挨拶などで来日している。インド、主にテルグ語圏で活躍する俳優で「南インド一 セクシーな男」の二つ名も持つ。
映画一家に育ち、20歳で映画プロデュース、22歳でデジタルプロダクションを立ち上げVFXコーディネーターとして活躍。俳優活動は26歳からと遅咲き。近年の出演作は社会問題を扱ったものが多い。
最新作『ムンバイ・フィクサー』がNetflixにて公開中。

スッバラージュ
コンピューター会社から映画界入りした異色の経歴を持つ、主にテルグ語映画で活躍する俳優。日本では『バーフバリ 王の凱旋』のクマラ・ヴァルマ役でお馴染みであり、愛嬌溢れるキャラクターと正義感に燃える役所と本人の人柄で多くのファンを獲得。本人も日本でのファンの応援ぶりを良く知っており、今まで2度の来日ではいずれも自らファンの中に入って交流を深めた。高校時代には空手を学ぶなど日本とは浅からぬ縁があり、インドではジャパン・スッブの愛称で呼ばれることも。
以前から桜が見たいと熱望していたスッバラージュにとっても、彼を待ち望むファンにとっても待望の来日は、今回で3回目となる。
最新作はZEE5で配信中のTVシリーズ『ATM』(2023)。

【Leader 予告編】

作品概要

公開日:2010年2月19日(インド)
監督/脚本:Sekhar Kammula
上映時間:167分
ジャンル:政治ドラマ

※参考サイト --- Wikipedia , IMDb

登場人物

用語等

本作の鑑賞の際に、知っておくとよい用語、英単語です。

あらすじ

 ある夜、アーンドラ・プラデーシュ州首相のサンジェーワイヤが爆破テロの被害に遭う。すぐ病院に運ばれ一命を取り留めたが、一刻を争う状況だ。病院には妻のラージェスヴァリ、そして急遽アメリカから帰国した息子のアルジュンが駆けつけた。
 サンジェーワイヤの容態についてマスコミに伝えるダヌンジャイ。アルジュンの従兄弟であり、彼もまた議員である。ダヌンジャイの会見を遠目で見るアルジュンに、不動産業のアリという男が「助けてほしい」とすがりついてきた。アリは「土地紛争を解決してもらうために、州首相へ1億ルピーの賄賂を3日前に渡した。州首相が目覚めたら連絡をしてほしい」と言う。会見を終えたダヌンジャイにアリのことをたずねている時、サンジェーワイヤが目を覚ました。しかしサンジェーワイヤは、自分の後を継いでほしいとアルジュンに遺言を残し息を引き取る。

 葬儀が終わり、アルジュンはサンジェーワイヤの日記を読む。そこには自らも含めた政府に蔓延する腐敗について書かれていた。街を歩き貧困に苦しむ民衆を目の当たりにしたアルジュンは、民衆のため、政界の腐敗を払拭するために、州首相への立候補を決意する。
 アリに1億ルピーを返還して秘書として雇い、記者のラトナと共に戦略を立て、集めた資金と父のブラックマネーから議員に賄賂を渡して支持を得る。州首相にはダヌンジャイも候補に挙がっていたが、アルジュンが最終的に当選した。後日、アルジュンとラージェスヴァリはペッダイナに呼ばれる。席に着くとそこにはダヌンジャイもいた。
 ダヌンジャイはペッダイナに取り持ってもらい、自分を内務大臣にするようアルジュンに提案をする。ラージェスヴァリは困惑するが、アルジュンはその提案を引き受けた。

 州首相となったアルジュンは、事務方のトップ、シャルマと共に腐敗の一掃に動き始めて間もなく、何者かによって銃で撃たれる。防弾衣を着ていたため無事だったが、それはダヌンジャイによる暗殺計画だった。そのことが発覚し、ダヌンジャイは辞任を余儀なくされる。アルジュンは賄賂金押収のために有力者の強制捜査を進める。しかし多数の政府関係者も対象とされたため、議員から反発の声が次第に増えた。ついには州首相戦の時に賄賂を渡した議員たちもアルジュンと袂を分かち、ダヌンジャイを州首相へと擁立する動きが起こり始める。
 党内で孤立をしたアルジュンに、アルチャナと名乗る女性から一本の電話が入った。記者のアルチャナは、議員の息子のレイプ事件解決に協力をしてほしいと懇願する。一度は断るが、アルチャナが同盟党の党首であるムンヌスワミの娘と知り協力することにした。

そして、アルジュンに形勢逆転のチャンスが訪れるーーー。

この続きは本編をご覧になってご確認ください。

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