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ルーキーとJABA大会

先日、ある野球関係の寄合に出席したときいつものように社会人野球への勧誘をしていました。

「私、今年は東京ガスを見に行かなきゃいけないんです」
そりゃまたなんで?
「追っかけている慶応の高橋佑樹投手が東京ガスに入ったんですよ」
正統派のきっかけですョ!
「でもいつ出てくるかわからないんですよ。都市対抗とかの予選まで待ちます」
そこまで待たなくてもいいかもしれませんよ?

社会人野球の全国大会には
・オープントーナメントの都市対抗野球大会
・企業チームではないクラブチームの頂点を決める全日本クラブ野球選手権
・秋の社会人野球日本選手権
があります。
実はこれら以外に小規模ながらも全国から選抜された企業チームなどが集まる大会があります。
これがJABA(日本野球連盟の略称)大会と呼ばれる大会です。

毎年三月中旬の東京スポニチ大会からはじまるこの大会は、全国7地区で11大会が開催されます。
参加チームは各地区の地元チームと他地区から選抜されたチームの合計16チームが予選リーグ&決勝トーナメントで覇を競います。
この大会で優勝すると社会人野球日本選手権への出場権を獲得できるので、春先からバチバチやりあうのです。それだけ予選のプレッシャーがキツイ。

JABA大会、全国にいる社会人野球ファンとしては我街の誇りである地元チームが全国の強豪との対戦が地元で見られる楽しみがあります。
また、シーズン当初から都市対抗野球予選(2020年は社会人野球日本選手権予選)直前まで開催されることから、前半は期待のルーキーなど若手を試す場として後半は予選に向けた振り分けや作戦を試す場として使われているイメージがあります。
現在タイガースで活躍している近本光司外野手は社会人侍ジャパンの首脳陣が視察に来ていたJABA岡山大会で大爆発し、繰り上げで日本代表メンバーになったという逸話もあります。

そこで東京ガス一年目の慶大卒高橋佑樹投手の話です。

東京ガスは3月12日から開幕する東京スポニチ大会にエントリーしているので神宮球場で登板する可能性があります。
他にも全国の高校・大学で鳴らした選手が出てきて「まだ見ぬ強豪はこんなにいたのか!」とビックリすることができるのも3月・4月のJABA大会の良さです。

そんなJABA大会、いつどこでやっているのか?
これはJABAのサイトに記載されているのですが、ちょっとわかりづらいのが難点。
http://www.jaba.or.jp/taikai/2020/jabataikai/index.html

しかしここのサイトに見慣れると、試合情報の収集がはかどるので社会人野球観戦ルーキーの皆さんも頑張ってみてください。

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