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魅惑の社会人野球Vol.10 ~第91回都市対抗野球大会~(その1 自己紹介と2020年社会人野球模様)

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喋る同人誌の「魅惑の社会人野球」です。いつもは都市対抗野球直前にイベントをやっているんですが、このご時世ですのでさすがにやれません。
そこでネット配信で悪あがきをしてみました。

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まずちょっと自己紹介を。

トークイベント「魅惑の社会人野球」は社会人野球のトークイベントってないよね?というところからはじまり、誰もやらないなら自分たちでやってしまおうと2017年の都市対抗野球東京二次予選をやっている神宮球場のスタンでの雑談からはじまりました。

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これまで東京で夏2回、大阪で秋1回というペースでイベントを開催していきました。今年は第10回記念大会を・・・と思っていたのですがなかなか厳しい状況となってしまいました。

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とはいえなにもやらないのもアレだなぁ・・・という思いもあったので、ネット越しにいつものイベントでやっているパワポ芸を披露したいと思い今回の企画にいたりました。

基本的にクローズのイベントですので、「あいつら何やっているんだ?」と思われたりしていたかと思いますが、いつものイベントの片鱗が見えたらと考えております。

では、今年の特集はこちら!

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やはり今年は世界中が喰らってしまったこの現象を無視するわけにはいかないでしょう。3月からあらゆるジャンルで動きが止まってしまったわけですが、社会人野球も例外ではありませんでした。

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都市対抗野球の予選を辞退したチームについてカウントしたところ、10チーム出てしまいました。7月に辞退を表明したJR九州は異例でしたが、トーナメントの山型が組まれてから辞退するケースが多かったのも意外でした。

特に青森一次予選を勝ち抜いた弘前アレッズが、福島で開催された東北二次予選を辞退したのも、その地域でとらえてるコロナ感の表れなのでしょう。

滋賀一次予選の決勝直前で辞退したルネス紅葉スポーツ柔整専門学校も残念でした。

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今回は感染拡大防止のための観客動員数の制限も行われました。

使用する球場を管理する自治体や参加するチーム・会社の事情、運営する連盟の人的リソースといった課題がクリアできた地域が有観客試合で実施できたかと思われます。

筆者は山梨一次、千葉一次、東海二次、北海道二次、北関東二次と観戦することができました。各地で共通していたのは名簿登録と検温でした。座席の間隔をとるような区分をはっきり出していたのは、観客数が多いことが見込まれた二次予選の各球場でした。

徹底の度合いが高かったのはSUBARUや全足利クラブが近隣にある太田市運動公園野球場で開催された北関東二次予選でした。社会人野球では珍しくホーム&アウェーがはっきりしている太田と日立を擁する北関東地区は、二次予選の観客動員数もかなりのもので、動員を要請しなくても入場時にコントロールする必要性を認識していたようです。

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球場に入れないため試合状況を確認するすべがなくなってしまった球場が発生したため、代替手段として動画配信を行う地区が増えました。

印象的だったのが札幌円山球場で行われた北海道二次予選。昨年も地元コミュニティFM局によるyoutubeサイマル中継を行っていた日本製鉄室蘭シャークス、独自にyoutube配信を行っていたJR北海道硬式野球クラブに加えて今年は北海道ガスが4台のカメラで後援会会員向けのyoutube中継を行っていました。

どうも室蘭のコミュニティFMであるFMびゅーと北海道ガスは同じ映像を使っていたようでした。それならば参加チームとか連盟仕切りで二次予選は中継カメラをどのカードでも運用して全試合配信中継してくれないか・・・と不躾なお願いを考えたりしてしまいました。

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そのほかコロナにふりまわされた感のある2020年の出来事を列挙しました。
一番恐れていた業績不振による休部がやはり出てしまいます。
一方でとんでもないニューカマーが出現したのは、ワクワクしてくる出来事でした。

いよいよ都市対抗野球本選を迎えますが、入場者数1万人限定で応援団はなしで当然チーム券もありません。感染者と紐づけるため全席指定にして全試合入れ替え制とはいえ、大幅な減収が想定されます。そこで2010年からのJABAの収益構造を調べてみました。


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JABAの収益構造として都市対抗の収益が全体の3分の2を占めています。ここ4年は5億円を超えることが望める好調ぶりでしたが、2020年は都市対抗大阪開催となった2011年を下回るかどうか?というところが注目点です。

今後は収益を事実上の都市対抗一歩足打法から脱却することがいよいよ求められるかと思うのですが、じゃあどうすりゃいいの??というのが正直なところでしょうか。グッズや書籍、データなどの物販展開や定期的な収入となるような配信事業などが考えられますが、どれだけ買ってくれるのか?また売れるだけのクオリティが出るのか?といった心配がつきません。


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兎にも角にも第91回都市対抗野球大会を無事に実施できることを願いましょう。


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