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One Build a day 22.2.3

先日から数回投稿しているレゴ作品。
これはタイトルにもあるように「One Build a day」チャレンジです。
One Build a dayとは、直訳すると「1日1ビルド」。
私の場合は週1なので、本意で書くならば「One Build a week」ですが、まあそこは置いておきましょう。

レゴブロックで作品を作り、そこに意味づけをし鑑賞することで
自分の中にある思いや考えに、今更気づくことがあります。
「今更」というのが実はポイント。

私たちは、自分のことは自分がよく知っていると思っています。
常に自分の頭の中で思考を巡らしている人なら余計に、
その思いは強く持っていることでしょう。
ただ残念ながら、意外と自分の本心は見えていないことが多いのです。

私たちの中にはいろんな思いや考えが、
今この瞬間にもたくさん交差しています。
こうして文字化したり言語化できるものは顕在しやすいので、
自分で認識している自分、
例えば「音楽が好き」とか「コーヒーの香りに惹かれる」とかそういうものは表に出やすいし、そういう自分が自分だとか、自分らしいと認識しますよね。わかりやすい自分らしさ。

でも、言葉にならないモヤモヤした思いも、まだまだたくさん自分の中にはあるんです。
例えば「小さい頃にダンゴムシを手に乗せた感触のくすぐったさ」とか「いきなり気になり出したアイドルの曲を無限ループで聴きまくってる時の幸福感」とか。私の場合ですが、まあこんな風にとっても小さな「らしさ」。

でも、小さくてもそんな部分が自分らしかったり、
行動のきっかけになるようなものだったりする場合もあるのです。
それらはいつも表に出ているわけではなく、ちょっとしたときに顔を出したりします。
だから、自分を動かすOSでとても大切なものなのに、
言語化しやすい言葉やわかりやすい他者が作った言葉に隠されてしまうことが多いもの。
(あれ、例えが逆に分かりにくくなってる?)

この、言葉になっていない自分の中の思いを拾い上げる一つのきっかけが、この「One Build a day」。(と私は位置付けています。)
「今更」と言わずに、自分にあえて問いかけてみる。
しかもブロックで作った作品を通して。

ブロックで作品を作り、「これはなんだろう?」と自分に問い、自分で意味づけをしていくワークの中で、自分の今の気持ちや大切にしたいこと、気になっていることなどに気づくというフローです。


私たちの日々の暮らしの中では、毎日時間に追われています。
こうしてパソコンの前で文字を打ってる私も、1時間後は歯医者の予定、それまでにどうするかを逆算しながらタイピングしていますw

そんな暮らしの中だからこそ、こんなふうに「私って何を大事にしてるんだっけ?」とか「今どんなことに惹かれてるのかな?」なんてことを自分の中に見つけにいくことがとても大事だと思うんです。

「One Build a day」
・1分間という時間内で作品を作ること。
・直感で作品を作ること。
→1分間しかないので、考えて作る余裕はありませんw
・作った後に自分で「これは何を表現しているんだろう?」と自分に問いかける。
・作品に意味づけをする(言語化する)。

ほかのファシリテーターはLinkedinでシェアしているらしいのですが、
英語で変換してシェアするまでの余裕がないので、そのパワーはちょっと別の方に私は使うとして、
私は日本語のツールでやってみようと、いくつかチャレンジしています。
インスタやFBも試してみたのですが、
情報のストック的にイマイチなので、今のところnoteを置きさきにしていくつもり。

ということで、今日の作品です。

手前のベージュの1×10プレートは、方向性を決めるもの。
ワイパーみたいに動いてレーダーの役割もする。
「目」が斜めってるのは、「固定じゃない」って意味。必要なものを察知する。これもベージュプレートみたいな役割かも。
横から見た図。
意図してはなかったけど、右の黄色ばかりの部分と、真ん中の黄色スケルトン、左の緑ピンクグループの3つは黄色プレートで地つながりになっている。

今日のモデル(作品)をまじまじと見て、
今日のこれは「私が大事にしたいもの」だと思う。
おそらくそれは真ん中の黄色スケルトン。
・嘘のない(透明な)シンプルで無邪気な自分の遊び心。

他の2つのグループはそれぞれに役割を果たしながら、黄色スケルトンを守っている。

「なにから守っているの?」
「守る必要はあるの?」


大切にしすぎることは、大事なもの自体が小さく低い位置にとどまって、外に開けないんじゃないか。

大幅に組み替え。ワイパーの役目をしていた1×10で守りの役割をしていた2か所をつなぐ。
不安定だし細いが、黄色の土台パーツとはつながっているので大丈夫。
黄色のスケルトンは現世の学びの場でもっと自由な旅をする必要がある。

組み替えたものは「今の私を再構築したもの」。

「黄色」は私のそもそもの存在を示す色であり、ルーツを示す色でもある。
「緑」「ピンク」「オレンジ」は今の私を構成している色だ。

全く意識せずに、目に入ったもの手に触ったものだけで1分間で作ったモデルなのに、非常に自分の今を表現しまくっている。
すごいな。

手と直感はやはり、口以上に雄弁。
最後の最後で、納得感のあるものになった。
自分の中がものすごく整理された。


やりながら、ブロックワークの威力を改めて感じてしまった次第でした。


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