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今日この頃の小さな物語。

お休み80日目。お休み日数をぐんぐん更新していること、こつこつと貯めたお金がぽつぽつと減っていることに、少し焦りを感じないこともない今日この頃。

今に焦りすぎず、未来に不安になりすぎず、人や周りにも緊張もしすぎず、心の調子はすごくいい感じがしていたんだけど、身体は微妙な感じだった一週間。でも不思議とそこまで辛くはなかった。そういうもんか、こういうもんだと、落ち着いてその日その日の調子に合わせて生きていた。

カウンセラーさんやお医者さん、専門的な知識を持っている方たちとの会話を通して、以前よりも、自分が(所謂)繊細な人であることを客観的事実として自覚できるようになった。それからというもの、自分だけじゃ抱えきれず処理もしきれなかった色々な心の動きや、ちょっとした不調の積み重なりを、ただただ生きる苦しみとして嘆くのではなく、一歩引いて私はこういう人なのだと、少しずつ前向きに受け入れられるようになってきている気がする。

今も上手く眠れない日はあるし、上手く眠れない日に限って朝早く起きられちゃって、当然その分のシワ寄せが日中にきて、一日の予定が総崩れなんて日もままある。悔しいけれど、今週の目標だった図書館で長時間(少なくとも半日、理想は通常の勤務時間)過ごしてみる、は実践できなかった。くそう。来週こそは体力づくりと並行して、頑張ってみるぞ。読みたい本はたくさんある。

そして、今も身近な人のご機嫌や、周囲の物音、目や耳に入ってくる情報に、どうしようもなく心が引きずられて、他人との距離感、心の線引きを見失ってしまう日もある。これは、上手にコントロールできるように絶賛練習中である。多分、そういったことに引きずられそうになってしまうのは、もう仕方のないことだから、引きずられて落ち切ってしまう前に、自分で「違うよ、こっちだよ」って止められるようになれたら良いのかなと思っている。

そう毎日、大きな変化があるわけじゃない。大きな歓びがあるわけじゃない。大きな幸せばかりってわけでもない。人生は、劇的なものではない。ただただ平凡な人生だ。
だけど、毎日サッカーの練習をしている近所の男の子が、先月よりも上手になっている気がすることや、テレビで見たヘアセット方法を試してみたら、天パがいい感じに可愛くくるくるしたことや、たまたま再生したラジオで、思わず声に出して笑ってしまうような面白いエピソードを聞けることみたいに、小さな成長も、小さな歓びも、小さな幸せもその辺に転がっているのだろう。
そんな小さな物語に気付けて、感動できるような、そんな余裕を持ちながら歩いていきたいな。