うつ病になったかもしれん


言葉の通りである。

ここ数週間、驚くほど仕事が捗らず、
朝どう足掻いても起きることができなかったり、
何をするでもなく1日を過ごしてしまったり、
ということが続いた。
休日は、ずいぶん前から決まっていた予定があった
おかげで、それなりに外出することが出来たが、
それ以外はなかなかの虚無であった。

私にとっては非常に珍しい事態だったため、
さすがに何とかせねばな、という危機感に苛まれ、
「まあこの半年、
馬鹿みたいに仕事忙しかったからな〜」
などと思い、適応障害的なアレかな!?とか考えつつ
心療内科に向かった。



「『うつ』っぽいですね〜」

「アッ…ハイ……」

ハイ、と言ったものの、内心
(うつ……?私が……?)
という感じだった。現実味はなかった。


私の性格の話をさせてほしい。
基本的に仕事は不真面目でやる気がないし、
楽天的で思い立ったらすぐ行動に起こすタイプ。
そのため休日の外出も多く、一日中ヘラヘラしている
…そんな人間でも『うつ』みたいなモンになるのか?

「私はうつ病とは無縁の人間やろなあ!!!」
と、酒の席でゲラゲラ笑い飛ばしたこともあるのだ。

落ち込む、とかそういったことはさほど無い。
『うつ』ってこんな感じなんか!!へえ!!!
という興味関心の気持ちの方が強い
(ますます『うつ』かどうか怪しくない…?)。


そんなこともあり、私が医者の言う『うつ』っぽい、ということについて、真に受けすぎずにいる。
なので、タイトルもあくまで
「うつ病になった『かもしれん』」という
断定を避けた言い回しにさせてもらった。

恐らくだが、心療内科のお医者さんは、
少しでも「うつっぽい」と思われる症状が出たら
「うつ病だ」ということに
してくれているんだと思う。

精神病か、単なる一時の落ち込みなのか、
その判別はきっとすごく曖昧だ。
仮にそこで患者に
「あなたは『うつ』じゃありません」
と言ったとすると、患者はより気落ちするかもしれないし、お医者さんとしてもお金にならないのだ。
双方に対してメリットが少ないように思う。


「医者が勝手に言っているだけで、
『うつ』なんて気のせいかもしれないんだから、
もう少し頑張りなさい」
ということが言いたいのではない。

『うつ』だと診断された時、
それはそれとして受け止めつつも、
『うつ』と言われたことを
さほど気にする必要はない、と言いたいのである。
私みたいなのが『うつ』だと診断されるくらいだし、
これを読んでいる皆さんの中で『うつ予備軍』に
あたる人というのは、さぞかしいることだろう。

ただ、『うつ』だということで後ろ向きになるより、
もっと気楽に構えていた方が、
よっぽど楽に生活できる。
現に私は今回の診断を受けて、
「よっしゃ!これで後腐れなく会社休めるで!」
などと考えている最中である。
多分みんなもこれくらいの心構えでいいと思う。
気楽。

私にとっては、今の私が本当に『うつ』かどうかは
割とどうでもいいことである。
心置きなく仕事を捨ておく気満々である。


というわけで、これからしばらく療養もかねて
仕事を休みがちにしていきます!!
よっしゃーーーーーーーー!!!!


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