見出し画像

【文豪ヘミングウェイが最も愛した2つのカクテル、モヒートとダイキリとは(前編)】

こんにちは!東京日比谷OKUROJI(オクロジ)にあるMIXOLOGY HERITAGE(ミクソロジー ヘリテージ)のバーテンダー川原と申します!
こちらでは様々なクラシック・カクテルのストーリーを通じて、ご自宅で簡単に本格的なカクテルの味わいを楽しんでいただけるようにご紹介させていただこうと思います!!


第2回(前編)はキューバ生まれの代表カクテル!!
「モヒート」

どちらもホワイトラムをベースとしたキューバが発祥とされるクラシックカクテルの雄、「Mojito (モヒート)」「Daiquiri (ダイキリ)」の歴史と自宅で簡単にお楽しみいただけるレシピを前後半にわけてご案内していこうと思います!
それでは早速ご紹介していきましょう!
まずは前編「Mojito (モヒート)」から

画像1

キューバの旧市街地のバー「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」が発祥と言われている、ホワイトラムをベースにミントの葉とライム、ソーダを加えたシンプルでありながら毎年英国のDRINKS INTERNATIONALが発表するカクテルの人気ランキングTOP50においても常に上位にランクインする(2021年は10位)世界中で楽しまれているクラシックカクテルです。

スタンダードなレシピがこちら
〇ホワイトラム           45ml
〇ライム              1/2個
〇ミントの葉            適量
〇シロップ             10ml
〇ソーダ              適量
●グラス・ペストル・クラッシュアイス
① グラスにミントの葉をたっぷり入れ、ライムを絞りおとしシロップを加え少量の炭酸と一緒にペストルで潰す。
② クラッシュアイスとラムを加え、まんべんなく混ぜる。
③クラッシュアイスを再度加え炭酸で満たし、飾りのミントの葉とライムを飾る。

キューバ発祥と言われてはいるが文献を調べていくと時の英国女王「エリザベス1世」がキューバへ伝えたという興味深いエピソードがあることがわかった。

16世紀後半(大海賊時代)スペイン領の都市の略奪をもくろんでいた女王は秘密裏に海賊たちの手助けをしていたという。
海賊として名高いフランシス・ドレークの部下であったリチャード・ドレーク1586年にモヒートの前身となる「Draque (ドラケ)」というドリンクをキューバに伝えたとされている。

画像2

この「Draque (ドラケ)」という飲み物は、海賊たちの手によって作られたサトウキビを原料とする「Aguardiente(アグアルディエンテ)」ライムミントが入ったお酒で、アグアルディエンテはラムの起源とされ現在はコロンビアを代表するお酒として人気があります。
その後、19世紀後半になりスペインからキューバへ移住してきたドン・ファクンド・バカルディによって生み出されたラム「BACARDI」が現在のモヒートを完成させたと言われております。

画像3

キューバ革命(1959年)の影響により、以降キューバ国内では「Havana Club(ハバナ・クラブ)」がモヒートの材料として使われています。

MOJITOの語源はアフリカ語で「魔法をかける」という意味の「MOJO(モホ)」
カナリア諸島の調味料「モホ・ソース」からきているという説が有力と言われています。

オススメ本格レシピ
【ROYAL MOJITO (ロイヤル・モヒート)】

画像4


〇バカルディ・ホワイト・ラム     30ml
〇ライム           1/4カット
〇ミントの葉        1つまみ
〇シロップ         10ml
〇スパークリングワイン              80ml
●タンブラー、ペストル、マドラー

作り方
① タンブラーにミントの葉、シロップ、ライムジュースの順に入れ、ペストルで軽く潰す。
②上から氷を加え、ラムを注ぎ軽く混ぜ合わせておく。
③スパークリングワインを注ぎ入れ、マドラーで軽く混ぜ合わせ、上にミントの葉とライムの皮を飾る。

画像5

ポイントは2つ!
一つ目はライムジュースの絞り方にあります!
上の写真のようにライムを縦に1/4にカットした後皮面の近くまで贅沢に切ってしまいましょう。
こうすることによりえぐみのないライム本来の甘酸っぱい美味しい果汁を絞ることができます!

もう一つは使用するスパークリングワインの種類について。
こちらも贅沢にフランス・シャンパーニュ地方で伝統的な製法で作られているシャンパーニュを使用しましょう!
カクテル名の「ROYAL」が示す通り、秋の夜長にぴったりなエレガントで大人な味わいに仕上がってくれますよ!

画像6

また弊社代表の南雲著書「ザ・ミクソロジー」内でもオリジナルモヒートの作り方をご紹介しております。

画像7

画像8

今回ご紹介したグラスや書籍はなんとこちらのページでお買い求めいただくことができます!!
様々なアンティークグッズやバーツール、お酒も扱っておりますので是非ご覧になってみてください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://mixology-online-store.myshopify.com/collections/art-painting
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

次回は後編「ダイキリ」のご紹介です!
おたのしみに♬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?