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凡人、一級建築士を目指す♯24「製図道具、それだけじゃ不十分!?」

設計製図試験での大事なお供、「製図道具」。
大きな資格学校なんかは、よく一式セットで売ってたりもします。

基本はそれさえあれば製図はできるのですが、試験となるといかに
使いやすいか
時短できるか
きれいに仕上げられるか
・受かる図面になるか

といったことが重要になります。

今回はそのような、一般的なものに加えて、試験ならではの、必需品を写真を混じえながら紹介していきます!


基本的な製図道具

・製図板(平行定規)
・三角スケール(30cm)
・勾配定規(大、小)
・テンプレート
・製図用ブラシ
・字消し版
・ドラフティングテープ
・シャーペン(0.5、0.3)
・シャー芯
・消しゴム

これらは全て、巷で売っている「製図セット」には入っていると思います。
学生時代に買った、という方も多いと思います。

ただ、これだけでは製図試験に合格するのは不可能といっても過言ではありません。



これぞ!必需品!!

①電卓
②時計
③コンパス
④ストップウォッチ
⑤長編40cm以上の三角定規
⑥シャーペン(1.0)
⑦カラーマーカー(4色以上)
⑧三角スケール(15cm)

これらはかなり必需品
言うなれば、「今までどこにいってたんだ三井!」※、というくらいスタメンです。 

①〜③は言うまでもないと思いますが、しいて言うなら、電卓は打ち間違えないように、大きめが安心。

④について、設計製図試験においては時間管理が物凄く大事になります。
「自分はどこに時間がかかるか」
「何分でどこまでやれば良いか」
という自分の時間の使い方の把握のために、試験勉強から常に意識し続けることが大事です。

⑤について、これは製図用紙のA2方眼の縦の長さが41cmなので、40cm以上と書きましたが、垂直線を引くためのこんな定規ですです。

こういうこと。


これは製図時間短縮において大きくかかわる問題です。
具体的に言うと、最初に寸法割をした時の下書きは、縦の基準線は全て同時に書きます。(横も。)
下の図で言うと、①と②の縦の基準線は同時に書きます。

参考:1・2・3階平面図、断面図の場合。
基準線を一緒に引くの図。

私の使っていたものは36cmで、少し心元なかったです。

つづいて、⑥の1.0mmのシャーペン。
何に使うかと言うと…「」です。(煉獄さぁ〜ん!!)※

0.3mm→細かいレイアウト
0.5mm→一般の線(寸法線や壁など)
筆圧を上手く使い分ける方もいると思います。

別に線が太いだとか細いだとかは採点基準にありません。
ただ、図面のメリハリが無いと、それだけで分かりにくい図面になってしまいます。

分けりやすいか分かりにくいか、綺麗か汚いか。
これほ採点者の印象に影響してきます。

メリハリのある図面はきれいに見える。柱は1.0mm、壁は0.5mm、その他レイアウトは0.3mmのシャーペンを使用。


つづいて、⑦のカラーマーカー。
これは、課題文にチェックを入れるのに使います。

私が主に使っていたのは、
1.太赤ペン    …超重要部分
2.ピンクの蛍光ペン    …要望や、室の大きさのポイントとなるもの。
3.緑の蛍光ペン    …必要なレイアウト
4.紫のフリクション(0.7mm)    …チェック用

これは自分が分かりやすいように、いつも使う色を決めるのが何より大事。
私はカラーでごちゃごちゃになるのが嫌で、シンプルに4色に決めていました。

課題文チェックの参考(H30本試験)。赤は超重要、ピンクは室の大きさなどのポイント、緑は必要レイアウト、紫のレ点はチェック用。

課題文の読み取りは、ほんっっっっとに重要
私は読み取りの勘違いで、1度試験に落ちています。
これトラウマのごとし。
チェック、大事!!

最後、⑦三角スケールは、細かいレイアウト用です。
大きい三角スケールだとどうしても邪魔になるので。


以上、ここまで設計製図試験の最低限の必需品を書いてきました。

「今ので最低限…!?」
と思った方、さらに、合格に近づきたい方は、次の記事「製図試験にあると便利なもの」をお楽しみに!


※三井…「スラムダンク」のツンデレ不良。
※煉獄さん…「鬼滅の刃」の激強爆食炎で柱。

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