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Nontitle第5話までを振り返る

今回は第5話まで進んだ、Youtube・UNEXTで配信中の番組「Nontitle〜この1000万、あなたならどう使う?~」を見て感じた「ビジネスにおける人間関係」について考えました。

4話ではチームそれぞれ事業の市場調査とプレゼンを終え、どちらも結果合格となりました。しか し、話し合いの過程やプレゼンの出来を踏まえ、他メンバーに対して不安や不満を感じたメン バーがいました。

チームレッドの松葉君とチームブルーの魚住さんです。同時に彼らが恋愛関係へと発展し、メン バーに何も言わずに2人きりで外出したことで問題が大きくなります。

5話の最後ではチーム編成がなされ、メンバーが入れ替わる事態にまで発展しました。 彼らが争う様子を見ていた私は、どうしたらこういった争いに発展しなかったのか、チームで事業を進めていくうえで大事なことは何かなのか、を改めて考えました。

私が考えた大事なことは2つで、 1つ目はお互いの理解と足りない部分の補い合い、2つ目は個人のビジョンの定期的な共有です。

1つ目のお互いの理解と足りない部分の補い合いに関しては、この字面だけで見ると当たり前に 思えることです。

しかし、ここができないチームは結局長続きしないなと心から感じます。

彼らは事業を進めていく中で、実践をしていく中で、もっと一緒に働くメンバーとの差異をすり合わ せする必要があったと思います。具体的に、お互いの良さやウィークポイントをを言語化して、実 際に伝える機会を設けたほうが良かったのではないでしょうか。

ただ起こした行動だけを見て、「事業に対して本気か本気でないか」という議論にはあまり意味が 無くて、その根底にある考え方や価値観の部分に目を向けるべきだったと思います。

なぜなら大前提、人それぞれ経験値も、考え方もまったく違って当然だからです。 私は、少なくとも3つの指標で相手がどんな人なのかを整理することができると思っています。

・経験を値踏まえた能力はどれくらいなのか
・0→1が得意か1→10が得意か
・論理的か感情的か

この3つです。

例えば、明らかに能力が高いのは木下さん、藤巻さん、松田君の3人。

0→1が得意なのはおそらく、経験値から何をやれば良いのかが分かっている同じ3人と、努力で 3人との差を埋めようとしている渡辺さん。0→1は圧倒的に苦手だけど、自分ができることを見つ けて1→10をやったのは鈴木君。

やりたいことよりも、事業として成立するほうを選ぶ論理的思考なのはやはり同じく3人と、おそら く渡辺さんも? そして未来君も言っていたように、確実に選択基準がやりたいことや、やりたい人である感情が 勝つタイプなのが魚住さん、松葉君。

いったん、それぞれを3つの指標で分類できます。 ここまではできるにしても、大事なのはおそらくここからです。

こういった特徴を踏まえて、相手と自分を客観視し、

自分ができないことを認める

その分補ってほしいことを伝える

自分が力になれることを提示する

ビジネスを進めていく過程で、こういった建設的な話し合いができたら、きっとチームはうまくいく のだろうなと思います。

むしろ、自分と違う強みを持っている人と組むことに価値を感じられるでしょう。 今回の場合みたいに、例え明らかな能力差があったとしても、寄り添って心の距離を縮めること はできるはずです。

実際、自分の弱さを認めてできることをひたすら行動で示し、チームとしてのバランスをとったの が鈴木君だと思っています。 彼は、まずプレゼンに関しての苦手さを認め努力し、一定のレベルを引き上げましたし、アンケー ト調査で誰よりも数をやってチームに貢献しました。

彼はビジネス経験者ではない側で、自らできることと、苦手なことを明確にしました。これをビジネ ス経験者も、苦手なことを示して弱さを見せるフェーズがあった方がいいのだろうなと思いまし た。

弱さを見せた上で、「あなたはこういうところがすごいから、力を貸してほしい」という寄り添い方が できたら能力差に関わらず、うまくやっていけるのではないでしょうか。

2つ目の個人のビジョンの定期的な共有もかなり重要なことです。 ただし、ビジョンといっても、「ブランドを世界展開する」とか「業界でシェア1位を獲る」とか

中身はそこまで大層なことでなくて良いと思っています。

見るべきなのはもっと手前の本質的な部分で、 例えばその事業を続ける上で何を得たいのか、自分にとってどんなメリットや価値があってやっ ているのか、といった矢印が自分に向いたところを、いかにお互いでシェアできるかだと思うので す。

ここの部分は、本来はきっと大きくはブレません。だからこそ、ここを理解できないと、相手がなぜ その行動を取るのかが理解できなくなり、今回のような衝突の原因になります。

現時点で、長く続けていく未来が見えないと何人かのメンバーが言っていましたが、じゃあその本 質的な理由は何なのか。 ただメンバーが好きじゃないからとかではなく、ビジョンにおける共通項を見つけられておらず、 同じ方向を向く理由を見出せていないからでしょう。

客観的に見たら、本当は単純なことも、渦中にいると気付けないことがたくさんあるのだなと見て いて思います。

チームでやるのなら、相手に徹底的に寄り添うという覚悟を決めなければ厳しいのだと、改めて 学びました。

ただ、それができたらやはりチームでやる方が圧倒的に強いので、自分もこの学びを実践で忘れ ないようにしたいと思います。

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