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家計簿はGoogle スプレッドシートでつけるのが大正解だった話


40代、3児の母親、平凡な毎日を過ごす私ですが、少しずつ取り止めのないことを書いていきたいと思います。

初めての記事は、結婚して10年以上家計簿に挫折し続けた私が、今現在順調に続けられている家計管理方法について。

結論としては、「Googleスプレッドシートで自分用にカスタマイズした家計簿を作る」ということなのですが、まずはそこに行き着いた経緯から。


1.挫折の原因を考える

もう15年近く昔のこと、結婚してこれからは家計管理をしっかりやらなければと、書店で売っている既製品の家計簿を使い始めました。
有名なものはひと通り試し、レシートを貼るだけのものやシンプルなもの、逆に細かく記録するものなど、色々と手を出しましたがどれも上手くいかず。
そのうちにスマホが普及し始め、レビューや評価の高い家計簿アプリなども次々と試してきたのですが、結局は3ヶ月ほどで挫折の繰り返し。家族も増え、入出金もどんどん増えていきます。

世の中のみんなは、どうやって家計管理をしているんだろう…と焦る日々。
その状態のまま月日は流れ、10年以上挫折し続けました。
この挫折の原因を真剣に考えてみた結果、以下の4点で違和感があり、家計簿をつけるメリットを感じられていなかったように思います。

  • 項目のミスマッチ

  • クレジットカード管理の難しさ

  • キャッシュレスマネー残高の管理

  • 保存性の不安

それぞれを詳しく説明すると…

・分類項目のミスマッチ→
既製品の冊子の家計簿では、必要のない項目があったり、逆に自分が把握したい項目が無かったりと、ほとんどの項目を書き換えることになってしまいました。
また、「出費の項目以外にも支払いの仕方でも分類したい」「現金、銀行口座、キャッシュレスマネー、カード明細、それぞれこまめに残高を照合したい」「教育費の中でもさらに子どもごとに出費を分けたい」など、自分の要望との間に細かいミスマッチがありました。

・クレジットカード管理の難しさ→
クレジットカードは使った月と引落しの月がズレるため、どちらで計上した方が良いのか迷います。カード払いが多かった月は、比較的余裕があるように感じてしまったり、かと思えば翌月が苦しくなってしまったり。
家計簿をつけていても、翌日の支払いは大丈夫かな…と不安に感じてしまうことが多かったように思います。

・キャッシュレスマネーの扱い→
支払い方法の選択肢がどんどん増えて便利になる一方で、それぞれの残高管理が難しくなってきました。
また、チャージをした時とキャッシュレスマネーを使った時と、どちらを支出としてカウントするのか迷います。間違って支出として二重に計上してしまうことも。


・保存性の不安→
カスタマイズ性が高く、便利機能の多い家計簿アプリはあるけれど、カード会社と連携させるのも少し不安が残る。また、サービス終了した時に過去の明細が残せなくなるのも不安。


これらの挫折原因を分析した結果、解決法は
「自分にあった家計簿を自分でカスタマイズして作ること」
という結論に至りました。

 


2.具体案を考える


では、具体的にはどうやって作っていけばいいのか。紙?アプリ?PC?スマホやタブレット?
 色々な方法があるので、どんな形が良いか考えていきます。

家計簿ではどうしても計算が多いので、紙媒体は候補から外しました。
そうすると、PC・スマホ・タブレットなどを使う形になり、思いつくのは表計算ソフトかカスタマイズ性の高いアプリ版の家計簿になります。

ただ、アプリ版の家計簿は上記のようにアップデートやサポート停止がありますし、データの保存なども考えるとあまり適さないように感じました。
スマホやタブレットの利便性とのトレードオフにはなってしまいますが、カスタマイズしやすさの観点からPCの表計算ソフトを選ぶことにしました。

(ちなみに初めて家計簿を作り始めたときはExcelでしたが、その後PCを買い替えてしまったので、無料で使えるGoogleスプレッドシートに移行することにしました。)


3.いざ、作成へ

さて、ここで気づきますが、私の表計算ソフトに対する知識はというと、地域の係で会計担当をした時に見よう見まねで知った程度。四則演算ならできるかなというレベル…。まあどうにかなるかとYouTubeでひたすら使えそうな関数を調べまくります。

とりあえず作りたいものは

  • 年間の収支、月ごとの収支がそれぞれ一目でわかること。

  • 項目はいつでも変更可能で、カスタマイズしやすいこと。

  • 品目の内訳とは別に、支払い方法でも分類できること。

  • 毎日記録しやすい形であること(記入が最小限)。

  • 銀行口座、現金、キャッシュレス決済、それぞれの残高の照合がしやすいこと。

  • クレジットカードの時間差の部分も管理がしやすいこと。

これを実現できそうな形を試行錯誤しながら作っていきます。


4.完成!そして使いながらアップグレードさせていく

一年目から少しずつ変化していますが、現在はこのような形です。
(詳しい方からみれば、酷い部分が多々あるかもしれません…よろしければ遠慮なくご意見ください。)

ほぼ毎日つけますが、1週間分をまとめてつけることも。
レシート、お財布、スマホ(クレカ・銀行口座・キャッシュレスマネーの残高が確認できるアプリ)を準備して、必ず日曜日には一旦締めることにしています。
日曜の夜は、翌日から始まる1週間の予定を手帳に書き込むことにしているので、その時に一緒に済ませます。


5.良かった点 

この家計簿ももう4年目に突入しましたが、良かった点が沢山あります。

  • 自分の知りたいことが過不足なく一目で分かることで、家計簿をつける意味を感じられる。

  • お金に関する不安が減り、家計を把握しているという安心感が増す。

  • 長期的に家計を考えられるようになった。

  • 無駄遣いが減り、貯金ができるようになった。

  • 日々記録をつけ、それぞれの残高がぴったりと合った時の達成感。

  • 支払い忘れや、金額のやりとりの間違い、紛失などにすぐに気づくことができる。

  • さらに使いやすい家計簿にしたいとアイディアを考える楽しさ。それを上手く形にできた時の喜び。

  • 4年目に突入したことで、いつの間にか知見がたまっていた。大きな出費がある月は前もって準備ができたり、前年度からの増減をみて工夫ができたり。


あげればキリがありませんが、自分なりの大正解を見つけた気がしています。



初めての記事なのに長くなりすぎてしまいました…。
長く拙い文章を最後までお読みくださりありがとうございました。


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