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[雑談]留学中に人生の師匠に出会った。

こんにちは。

最近、「将来どういう大人になりたいですか」と聞かれる機会がありました。たぶん相手が想像している答えは、職業的なものじゃなくて人間性とか性格とか内面に近いものだったと思います。

話は変わって、私は以前バンクーバーに語学留学をしていました。その時の語学学校で出会った先生を人間として尊敬していて、見習いたい部分が多々ありました。今思えば、留学で尊敬する人に出会えるなんてとんでもなく幸運でした。

それ以来、私がずっと思っているのは、「私がなりたい人は、その先生みたいな人」です。でもそれを他者に説明するのって難しいし、あの先生になりたい!って言ったところでバカっぽく聞こえたりする。
だから最近その先生を言語化しようと頑張っていました。

ところで、私は2024年になって決めた新年の抱負が、「自信のある人になる」でした。これを1月下旬に深堀りして、達成までのステップを書き出してみました。そもそも自信がある、とはどういった状態なのか調べるところから始めました。私が行きついた自身の定義は、「過去の経験に基づいて、本当に達成できる!と信じられる度合い」です。これだと成功経験を積むことで、自信がつく仕組みになっています。

そこで思っていたのと違う、ってなりました笑。ただ自分を信じられるだけじゃなくて、ちゃんと自分が何をやりたいのか理解して、それを追い求めることができてブレない、のが私がなりたい人だとたどり着きました。そこで今度はそれを言語化すると、「芯のある人」ではないかと思いました。これは「簡単には音をあげない強さを持っている人、周りの人の意見に左右されず、筋の通った性格の人」だそうです。強い意志力や精神的な強さを表すそうです。

でもこれもなんか違う、って思いました。語彙力がないので(私は英語の総合的なレベルに対し語彙力がないと指摘を受けたし、自分でもそう思っている。そして母国語である日本語の語彙力もない)、類義語で調べたら、「軸のある人」って出てきました。定義は、「自分の人生や行動の中心になるような基準や方針、基本的な価値観や信念を持つ人」だそうです。これはまさに先ほどの語学学校の先生を言い表したものでした。私がなりたいのは軸のある人なんだ、と思いました。

「自分が目指す自分自身の(内面的な)将来像」をうまく言語化できた気がして、地味に達成感があります。その軸は、自分の価値観や人生の基準なので、そこまでは先生を真似できません。これからの人生の中で見つけていくものだろうし、その「軸」も、経験や年齢、環境によって変わりやすいかもしれません。今の軸を見つけるところから始めるべきかもしれません。

私はその語学学校の先生の尊敬している点はいくつもあるのですが、その中でも一番感銘を受けたのは、「難民を支援するアパートに住んでいること」です。そのアパートは、難民がカナダで自立できるように、言語や職業の面から支援をするコミュニティが運営しているもので、カナダ人やカナダに住んでいる難民ではない人も、そのアパートに住むことができます。部屋はもちろん違いますが、難民の方とはご近所さんというくくりになるので、イベントがアパート内で企画されているそうです。
私の予想だと、難民以外の住人が払った家賃がそのまま寄付されて難民支援的な活動にあてられているのでは、と思っています。(私がここまで知っているのは、団体名をその先生のSNSで目にする機会があり、気になって調べたからです。)

となぜかその団体を紹介してしまいましたが、まだ20代半ばなのに、そうやって社会問題に真っ向から立ち向かうような先生の姿を見て、心服しました。もはや畏敬の念を感じるほどでした。

私が留学から帰国して読書に再度ハマったのも、美術館巡りが好きになったのも、先生の影響でした。

私は留学開始時、まだ高校生で(今もですが)、周りの同級生がみんな同い年な感覚しか体験してきませんででした。当たり前ですが、留学って日本にいたら出会えない人たちに会えて、先生も友達もバックグラウンドがバラバラで、多様性の集まりで、貴重な経験だったと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
See you soon:)


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