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ぼくは戦争は大きらい (やなせたかし)

やなせたかし先生が亡くなられたのは2013年10月13日。
この本の発行日が2013年12月21日。

随分、急いで発行されたようですね。
ページ数は144p。かなり薄い本です。
2013年の4月から6月にかけて行った、やなせたかし先生のインタビューをまとめたものです。

実際に戦争を体験してきた漫画家さんたちが次々とお亡くなりになる中、やなせ先生の戦争の体験談って実に貴重なものだと思います。

70年前の思い出ですので細かいところは記憶違いなどがあるかもしれませんが、戦争体験をした上での<ぼくは戦争は大きらい>というメッセージは実に説得力があります。

あとがきにこういう文章があります。

『ぼくは人を殺す戦争はきらいです。憎くもなんともない人を殺すのは嫌なのです。(中略)
戦争はしないほうがいい。
一度戦争をしたら、みんな戦争がきらいになりますよ。本当の戦争を知らないから「戦争をしろ」とか、「戦争をしたい」と考えるのです。』

実際に戦争を体験した人の言葉は非常に重いです。


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