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花輪和一 (刑務所の中)

この絵が、全部<記憶>のみで描かれたの~~~!?

驚きの記憶力!!
私には絶対に無理!
毎日いる自分の家の中を全く見ずに描け!と言われても描けない。

本棚はここにあるけど、棚は何段あるのか?
パソコンの形、TVの形・・・細かい所なんて覚えていない。
本当に凄い記憶力だ!

ストーリーは刑務所内で行われることを淡々と描いている。
劇的な展開があるわけではない。
起床、朝食、就業、昼食、・・・っていう毎日の事を淡々と描いている。

窮屈な生活だな~とも思うが、罪を犯してるという事を考えると、
その程度でいいの?
甘すぎるんじゃない?
・・・とも考えられる。
ま~、その人の<罪>の度合いだよな~・・・。

罪の意識だとか、そういうものに焦点をおいてるわけではない。
ただひたすら、淡々と、淡々と、<刑務所の中>で行われていることを描く。

それが返って、何だか異様なまでの迫力として読者に迫ってくる。
この<迫力>は一体何なんだろう?
我々に訴えかけてくるものは一体何なんだろう??


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