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2019年 九州へ登山旅 さんふらわあ編,1日目

今年の夏は毎週末雨でしたね。珍しく晴れた日は大体カヤックの予定を入れていてほとんど山へ行けてませんでした。

試したい装備もあるのに、自然の中で星の中で寒さに震えて寝たいのに。自然の中で一人っきりになりたいのに…!

僕は山へ行きたい。もう僕は山へ行きます。

山に行くと決め本屋で登山雑誌を手に取る。九重連山の記事が見えた。そういえば九州の山は屋久島ぐらいしか行った事がない。
よし、九州の山へ行こう。

次の日、大阪-大分を繋ぐフェリーの予約をした。計画は2泊3日。しかし2週間後に追加で2日間の休みがもらえたので4泊5日。しかし出勤してそのままフェリーに乗って出発する。帰りはその逆でフェリーから降りたら出勤する。

フェリー2泊
野宿4泊
前後日は出勤だけど僕の気持ちは6泊7日の登山旅となった。

旅の手段は原付。
僕の愛車はCL50。

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去年から動かなくなり、今年エンジンを整備をして乗れるようにしたのですが、今回の旅の2週間前に動かしみたら動かない…うんともすんとも言わない。大学生の頃は毎日乗っていたのに乗らなくなると調子が悪い。
急遽、今回の旅は同僚から原付を借りることにしました。

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そのバイク、なんとグロム。一気にスポーティー。
ただ、僕のヘルメットはレトロなジェットヘルメット。

今回の旅の記事は僕一人。僕一人だと旅がゆるい。記事もゆるい。

1日目 定時ダッシュ、フェリーさんふらわあ

まり子よ。僕は九州の山へ行ってくる。
次帰ってくるのは一週間後。

巨大なバックパックを背負い、朝早く同僚の家から原付をピックアップ。
朝食はすき家の混ぜのっけ朝食。
大荷物で出勤。

「僕、今日フェリー乗るんで定時ダッシュ決めます。」と宣言。

定刻通り定時ダッシュ。
原付でフェリー乗り場へダッシュ。
コンビニで食料ゲット。

これで準備万端。
チケットを買って「フェリーさんふらわあ」にのる。

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こんなとき片手で撮れるようなカメラ欲しい。

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乗ったらご飯を食べて、風呂に入って、仕事から解放された祝杯を1人で祝った。
これから山籠りで久々の山だ。しかもテント泊。野宿は大好きだ。こんなにワクワクするとは、相当、僕は山に行きたかったんだ。

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船の甲板は風が冷たい。エンジン音は僕のゲップより大きい。
三連休の初日。船には人が多いはず。さすがに冷たい甲板には人が来ないみたいだ。
瀬戸内海を走り、神戸の街並みの明かりを海から見る。

月が水平線から上がる。海上から月を眺めるなんてなかなかオシャレだ。

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数時間で明石海峡大橋が見えた。

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船内放送で明石海峡大橋をくぐるとアナウンスがあったのかどんどん人が来た。
明石海峡大橋のライトアップは町内の祭りの提灯みたいだ。

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みんなフラッシュを焚いて写真を撮っている。
なんだここはお祭り会場か。楽しい。祭りだ♪ 祭りだ♪(北島三郎)

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記念写真を撮る家族と、走り回る子供。

三連休はみんなどこへ行くのだろうか。
明石海峡大橋は想像を超える大きさでその下をフェリーがくぐる。僕は大阪を離れて旅に出るんだ。実感が湧いてきた。

祭りで飲むビールはうまい。

ちなみに相変わらず僕は短パンサンダル。
冬も裸足がいい。よくお婆ちゃんが母親に「寒そうだから靴下履かせなさい!」と言われていた。ごめん。
僕は大人になっても変わらなかった。寒くても裸足が快適だ。歩くと風を感じるのがいい。

実は今回の旅で心残りなのは、まり子と前日に喧嘩をしてろくに喋らず家を出てきたこと。
そんな事もある。と言い聞かせて旅を楽しむしかないか。

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僕はツーリストの部屋。
部屋に戻ると会社の同僚と偶然鉢合わせた。結婚式に行くらしい。そんなミラクルもあった。

ちなみにツーリストは一番安いグレードのプランだ。大きな部屋で隣人と隙間なく寝た。野宿に慣れた僕にとっては屋根と壁があるだけ快適に感じた。

上陸したらどこへ向かおう。
曇ってたら別府の温泉へ行って体を温めたい。甲板に居すぎたせいで体が冷えたみたいだ。温泉が楽しみになってきた。

おやすみ。

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