KATZEというバンドが好きだった。80〜90年代へ

好きなバンドがいることで音楽雑誌を買い始める高校時代。

「PATi-PATi」はカラー写真が多く、表紙を始めPATi-PATiフォントと言いますかデザインされた特徴的な文字が誌面に踊っていた。この文字はGO-BANG'Sのアルバムジャケットなどにも使われていたかな。
あと「B-PASS」もよく読んでました。

そんな音楽誌を眺めていて気になるバンドが現れました。

KATZEという下関出身のバンド。
なんだか見た目で気になってアルバム購入!
今聴くと1、2枚目は曲調や歌詞もフレッシュ感満載で高校生のワタシにどハマりした訳です。
ボーカルのあっちゃんこと中村敦が好きでした。ギターの尾上賢(オノちゃん)は美形でお化粧もしていたし見た目女性に寄せていて、とても人気がありました。
リズム隊は高山兄弟、かっちゃんとやっちゃん。

ファンクラブにも入りました。会報が手書きの文章でモノクロ印刷、親近感ありました。
ファンクラブ限定のシークレットライブがあり一人新宿へ行ったのですが、最寄駅が「新宿三丁目」だから新宿駅からわざわざ電車乗り換えて行きました。
新宿駅から歩けるのに高校生のワタシ知らなかった!

確かパワステ、日清パワーステーションでのライブだったと思います。
メンバーそれぞれが一曲ずつセレクトしたカバー曲が印象に残りました。
あっちゃん・ビートルズ「come Togetter」
おのちゃん・ピストルズ「Anarchy In the U.K.」
かっちゃん・シンディ・ローパー「Time after Time」というセレクトでそれぞれボーカルとっていました。
ドラムのやっちゃんは何だったかなぁ。なにしろ何十年前なので。
あっちゃん歌詞忘れて「歌詞がわからないよ〜」って歌ってたよ。

ワタクシそれまで洋楽を全然聞いてなく知らなかったので、ここから広げていく訳です。
そのライブで、エディ・コクランの「C'mon Everybody」も演ってたな。

で、後日地元のレコード屋へ行ってエディ・コクランのベスト盤(CDだよ)を買う訳ですよ。
そのレコード屋の会員カードに何故か購入したCDのタイトルを書いてくれるんだけど、書きながらお店の人が「KATZEの次がエディ・コクラン?ふ〜ん」みたいなコト言ったので「ほっといてください」とココロの中で呟きました。ヘンなシステム!

KATZEは3枚目のアルバムから雰囲気が変わって行きます。ハード目なロックが増えてルックスにもワイルド味が加わります。
そして1991年5月の解散ライブで3年足らずの活動に終止符を打つことになるのです。
以前書いた弟と見たライブがこの解散ライブです。今はなき中野サンプラザでした。

1988年10月のデビューから4枚のアルバムを世に出しての解散。あまりに突然で驚きと悲しさで一杯になりました。


今いろいろ思い出しながら検索してみたら当時の雑誌の掲載写真が出てきて、あまりにも記憶に鮮やかに残っていてビックリしました。
「うわぁ〜!これ見たコトある!こっちは下敷きに挟んでたかも!」などと一人盛り上がってしまいました。

そうそう当時の神奈川ではTVK(テレビ神奈川)で『ミュートマジャパン』というビデオクリップを流す番組やライブ放映の『ライブトマト』がありました。
TVKの公開収録にボーカルのあっちゃんが出るからと横浜に見に行ったり、年末の(確か)新宿コマでのミュートマのライブイベントに行ったりしました。
このライブまさかの前から2列目!おのちゃんが振袖着てて、めちゃくちゃ綺麗だったのを覚えています。
あれ?晴れ着だったから年始だったかなぁ?
なにしろ何十年前のコトなので…


まぁ、とにかく突然のKATZEの解散は自分の気持ちが離れた訳じゃないから、とても辛い別れになりました。
……って失恋じゃなくて、バンドのハナシですから!


今好きなバンドがいて若いファンの行動力や熱量を眩しく羨ましく思うけれども、自分も当時はそうだったんですよね。

と、過去の自分が夢中だったモノゴトを思い出していると当時のワクワクしていた気持ちも蘇るから面白い。
現在まで思い出せるだけ綴ってみようと思います。次回へ続く!

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