人生の交差点〜ワタシとエレカシ


高校の頃から聴くのは主にロックだったのだけれど、人生に自分の子どもが登場することでその空気が変わります。

やっぱり穏やかな雰囲気に身を置きたいからズカチャチャとした音がいらなくなる。
子どもが赤ちゃん期を過ぎてくると、一緒に見たり聞いたりするので完全子ども向けの音で溢れる。たまのロックにしても家族の好きなモノが流れる。

そんな感じで家族と居る時の音楽とは別の「自分の好きな音楽」と距離のある期間があったんだけれど、ある時何らか経由で目にしたのがエレファントカシマシでした。

エレカシは「悲しみの果て」が出た時に初めて聞いた。カップリングの「四月の風」が大好きでオレンジのジャケの8センチCDを買った。
当時のワタシはレンタル屋でバイトしていた。職場のおかげでCDは色々聞けてありがたかった。
音楽の趣味が合うセンパイが「昔は客に怒鳴っていたのに大人になった」と宮本さんを説明してくれた。(知り合いな訳ではない)

「ココロに花を」「明日に向かって走れ」の2枚のアルバムをすごく聴いていたけれどテレビに出てるエレカシは見ていないし、どんな人達かも知らないまま当時聞いた音楽の中の一つでしかなかった。

そして時を超えエレファントカシマシにハマることとなるワタシ。

「さぁ がんばろぉぜぇ〜〜♪」の歌声とか難聴を発症し活動休止とか風のウワサ的には耳にしていたけれども、あれ以来曲知らないなとYouTube見たり調べたり。
すると30周年全国ツアー、紅白初出場。
そのキャリアに華々しい歴史を刻んでいたエレカシであったが、ワタシが再会したその時は30周年も明けた2018年の春になる前。
取り急ぎ30周年にリリースされたベスト盤を聞いて、とてつもなく強烈な歌に出会う。

「俺の道」 この歌の感情剥き出しの叫びに圧倒されたし涙も出た。
すごく気になって同名のアルバムも聴いた。
家族に色々あって、いつもの浮ついたハッピーだけではいられなかったワタシの気分にも合っていた。

そこから沢山のアルバムを聴いて新譜も購入し、ファンクラブに入りライブは3回行った。
小学高学年になった息子も一緒に聞いては歌っていた。

特にワタシの好きなアルバムは「俺の道」「扉」「風」「町を見下ろす丘」辺りです。
もちろん、どの時期も好きな歌は沢山あります。話し出したら長くなるヤツです。

程なくしてミヤジこと宮本浩次はソロ活動に力を入れて行き、ワタシはエレカシやらないのかしらと思いながら少し距離ができたまま過ごすことになります。

あ、そういえば働いている保育園で童謡のCDが流れた時に「こーんど越して来たボ〜クでぇすっ♪」と元気な宮本少年の歌声が聞こえてきてビックリしたことがあります。
「みんなのうた」のCDだったのかな。
小さな頃から今だってずっと歌うことが大好きな方なんですね。
昨年末は2回目の紅白出場も果たしたとNHK見れない我が家だけれども、どんなだったか想像できる気がして思わず笑みがこぼれましたとさ。







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