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与那原で商売の本質を見ました

先日(といっても日付的には昨日ですが)、
家の近くで飲んだ時にとても感じることがありました。
商売の本質ってここだなぁ…と感じたことです。
 
一番家が近い会社の後輩Y亮さんと
いつものように与那原食べ歩きツアー
(といってもただの二人飲みです)
に行ってきました。
 
時は12時を回り、
最後の4軒目の最後のバーへ。
そこはオーナー1人でやっているバーです。
 
そこでの出来事で感じることがありました。
 
カウンター8席とテーブル2つだけのお店。
テーブルは4名のお客さん2グループで
うまっています。
でも、カウンターは僕らの2人のみ。
千鳥足ふうで入ってきたおじさんに
「すみません、予約で埋まっていて…」
とオーナーは入店をお断りしました。
 
なにげない、普通の流れで場が
凍り付くこともなくシレ~と流れた
出来事でしたが、
お客さんを返して後、
カウンターの席予約されているのか聞くと
予約はないとのこと。
「今のお客さん返したんですか?
 何かあったの?」
というと
「いや実は、初めてのお客さんは
 基本お断りしているんですよ」
とのこと。
ここは夜遅くまで開いているお店。
昨日は(金曜日)お客さん少なくて
きびしいな~と思っていたという話しを
さっきやっていました。
だから、新しいお客さんは
うれしいんじゃないかと
思っていたのですが、
オーナーは言います
「うち、見ての通り地元の常連さん
 ばかりです。その常連さんに
 支えられているお店です。
 常連さんに楽しく飲んでほしいなと
 思っています。が、たまに
 知らないお客さんに絡んだり、
 けんかしそうになるお客さんもいる。
 そういうことがあったら常連さんが
 かわいそう。
 そういうことを経験すると、
 常連さんに嫌な思いをさせるお客さんは
 入れないという決断をしました。
 なので、基本、一見さんは
 お断りしてます。」
というと会員制バーみたいですねと聞くと
「自然とそうなってますね。
 だれかに連れてこられないと
 入れないですからね。」
ということでした。
 
 
『どうやってお客さんをお店に呼ぶか』
ではなく
『どういう気持ちでお客さんに帰ってもらうか』
を真剣に考えているお店。
 
常連さんに楽しく飲んで、いい気持で帰って
もらうためにどうしたらいいかを
経営の軸にしているオーナーは
まだ20代の方ですが
とても大きく強く見えました。
 
「初回のお客さまだけ、なんと、もう一本お付けします!」
というテレビ通販を見てると
「すでにお客さまになっている人には何も
 やってあげる気持ちはないんだね」
と冷めてみてしまいます。
釣った魚に餌をあげないってこういうこと
ではないかと思うのです
(すみません、通販でやっていることはマーケティング上大事な戦略というのは分かった上で書いていますm(__)m)
 
どっちが気持ちいいかというと、
僕は与那原のバーのオーナーの方が
断然好き。
自分自身もそうありたいと思います。
僕も日ごろ営業のお仕事をしているうえで
大事にしている言葉があります。
『見込み客より既契約』
という入社してすぐに教えてもらった言葉。
 
今からお客さまになる方よりも
すでに加入していただいているお客さまを
守るためにどうしたらいいかと
常に考え行動しなさいということ。
それが僕も考えの軸にあります。
 
だから与那原のバーでの出来事で
あらためて仕事の本質を感じました。
 
 
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今週もがんばっていきましょう♪
月曜日だけど、金陽でした(^^
 
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿460日目)2023.10.23
 
(あくまでも宮城の勝手な考えです、あしからず♪)

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