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バスケットボール|肩甲骨の重要性

肩甲骨が使えるとスポーツのパフォーマンスアップにつながると一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。

肩甲骨は体幹と腕とつながる構造をしており、腕を大きく動かす土台になったり、体幹の力を腕の伝える役割を持ちます。

バスケットボールにおいてもシュート、パス、ドリブル、リバウンドなどボールのコントロールや、ボックスアウトやディフェンスでのハンドチェックなど腕を使う場面はとても多いため、腕とつながる肩甲骨を使えることはパフォーマンスアップには必須となります。

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では具体的に肩甲骨を使うためにはどのような機能やトレーニングが必要になってくるのでしょうか。

そこで今回は肩甲骨の重要性について解説し、バスケットボールのパフォーマンスアップにつなげるトレーニングをご紹介していきたいと思います。


肩甲骨と肋骨の関節|肩甲胸郭関節

肩甲骨は肋骨などでつくられる胸周りの胸郭(きょうかく)と呼ばれる部分とつながります。この関節を肩甲胸郭関節と呼び肩甲骨が胸郭の上を移動するという特徴をもっています。

一般的に肩甲骨が柔らかいとされる場合にはこの肩甲胸郭関節が動くことを指し、肩甲骨が使えるということは肩甲胸郭関節をうまく動かすことができるということにもなります。

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肩甲胸郭関節は体幹と腕をつなげる関節であり体幹の力を腕に伝えることができます。また腕から伝わった力を体幹に伝えることで衝撃吸収の役割も持っています。

肩甲胸郭関節がスムーズに動きにくい場合には腕や体幹の力の伝達がうまくできなくなり、肩周りの筋肉に負担がかかり肩の痛みなどにつながる可能性があります。

そのため肩甲胸郭関節をうまく動かせることが肩甲骨を使うためにはとても大切になポイントになってきます。

バスケットボールに関わる肩甲骨の動き

バスケットボールに関わる肩甲骨の動きとして前に出す外転と、上に向かって回転するような上方回旋という動きがあります。

➊肩甲骨の上方回旋

肩甲骨の上方回旋とは肩甲骨が回転するような動きを指します。肩甲骨の上方回旋は腕を持ち上げるようなシュートやリバウンドなどには欠かせない動きとなります。

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➋肩甲骨の外転

もう一つの動きのである外転は、肩甲骨が身体の前に出るような動きで、前ならえのような前方に手を伸ばす時に必要となります。

バスケットボールではチェストパスの動きをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

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バスケットボールではボールを身体の上や前でコントロールする場面が多いためこの二つの肩甲骨の動きを向上させることが肩甲骨を使えるようにするトレーニングのポイントになります。


肩甲骨の動きを改善するトレーニング

では上方回旋と外転の動きを向上させるトレーニングとはどんなものがあるでしょうか。

この二つの動きに関わる筋肉として前鋸筋(ぜんきょきん)という脇の下にある筋肉があり、肩甲骨を動かすためにはとても大切な筋肉となります。

前鋸筋


前鋸筋は体幹から肩甲骨にかけて付着している脇の下にある筋肉で筋肉で、肩甲骨の外転や上方回旋の方向に動かす役割があります。

前鋸筋にうまく力が入ることによって肩甲骨を介して体幹の力を腕に伝えることができるため、バスケットボールに必要な肩甲骨の動きを向上させるためには必須の筋肉であると考えることができます。

そこで前鋸筋の機能を高めるためのトレーニングについてご紹介していきたいと思います。


前鋸筋トレーニング

前鋸筋のトレーニングでは肩甲骨が身体の前に移動して、脇の下に力が入る感覚が出ることがポイントになります。

➊レベル1

➋レベル2

➌レベル3


前鋸筋は日常生活ではなかなか使うことを意識することが難しい筋肉です。そのため肩に力が入ってしまい肩がすくんでしまうことがあるので肩の力を抜くことを意識してみましょう。

まとめ

今回はバスケットボールに活かすための肩甲骨の重要性についてご紹介させていただきました。

普段のスポーツ活動に活かしていただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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