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ブルース進行

ブルースのコード進行について、そこからわかるスケールやアレンジを学んで
みましょう。何かを学んだ時、必ず他の曲へ活かせるように頭を使いましょう。
上達のスピードが何倍にもなります。

まずいくつかブルース進行のものをピックアップしてみました。

チャック・ベリーのジョニー・B・グッドです。
Even(イーブン)のロックンロールかと思いきや少しShuffle(シャッフル)のリズムになっています。Swing(スウィング)やBounce(バウンス)と呼ばれたりもします。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンのプライド・アンド・ジョイ。
イントロや1:39〜のソロもペンタトニックスケール+αの使い方が参考になるでしょう。ストラトキャスターの歯切れの良い音も良いですね。

ジョー・サトリアーニのハウス・フル・オブ・バレット。
Evenのブルース進行のものも載せましょう。ロックインストの巨匠です。

ジョー・パスのブルース(無題)
ジャズからはジョー・パスのソロギターです。3コードのブルースがここまで多彩なアレンジになります。

オズ・ノイのツイステッド・ブルース(元ネタはウェス・モンゴメリー)。
ファンキーなリズムやエフェクト、アレンジなどの参考に。

と挙げて行くと切りがなくなってしまうのでこの辺で。
気になるものを聴いてみて下さい。


では以下の譜面を弾いてみましょう。
まずロックブルースです。
音源は以下のリンクをクリックして下さい。
Level 1→Level 2と続けて演奏しています。

バッキング(Rock)

まずバッキングの譜面です。

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音源ではブリッジミュートをしています。
特に3段目のE7からD7へ移る時に弦が飛ぶので注意して下さい。

Level 1

まず1つ目の譜面です。

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C(チョーキング)とH.C(ハーフ・チョーキング)の音程に気をつけて下さい。
4小節目はハーモナイズド・チョーキングです。小指で2弦8fを押さえながら
薬指で3弦7fをH.Cしましょう。
5小節目は2音同時にスライドさせます。リズムに注意。
6小節目にスライド・ダウンして弾くところも注意しましょう。
6小節目5弦の7fはブリッジミュートして弾いても良いでしょう。
ディストーションでのソロの場合6〜4弦あたりまでブリッジミュートで弾いた方が無駄な音が鳴りにくいので覚えておきましょう。
7小節目のチョーキング・ヴィブラートが難しい場合はチョーキングのみで構いません。音程が下がらないように注意しましょう。
最後の1弦の15fは音程が上がりにくいので、しっかり1音上がるように
チョーキングしましょう。

Level 2

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和音のフレーズから入ります。3弦6fがハンマリング出来るように練習しましょう。他の弦までハンマリングしないように注意。
2小節目、C(チョーキング)→D(チョーキング・ダウン)→P(プリング)の速いフレーズです。ゆっくり無駄な音が鳴らないように練習して下さい。
D(チョーキング・ダウン)の時に他の弦が鳴らないように左手人差し指でミュート、または右手でブリッジミュートなど工夫して下さい。
Vib(ヴィブラート)も均等な揺れを意識しましょう。
10小節目に速いフレーズがあります。まずPがしっかり鳴るように練習して下さい。
12小節目、バツ(ミュート)と弾くところをはっきり分かれるように弾いて下さい。

YouTubeに演奏動画をUPしました↓↓↓

次はジャズアレンジです。
音源は以下のリンクをクリックして下さい。
Level 3→Level 4と続けて演奏しています。

バッキング(Jazz)

バッキングはウォーキングベースのラインです。

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コード進行の多いジャズブルースではなく、ロックブルースの3コードをもとに
アレンジしています。
(カッコ)のところは7thを Ⅱ - Ⅴ のコード進行に変化させて弾いています。
基本的には指弾きですが、ピックやピック+指でも弾けるでしょう。
8分音符のスイングのリズムも注意しましょう。

Level 3

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1小節目、オルタード・スケールを使いA7→D7へのドミナントモーションのフレーズが出来ています。
2小節目、3連符のフレーズはD7よりD△7を弾いている形ですが実際に見られるフレーズです。最後の5弦8fがE7(-9)の音になり次のコードへのドミナントモーションのようになります。E7→A7。
クロマチックノート(半音階)が多いのでコードに対してどのように使っているか
コードの形とフレーズを照らし合わせて覚えていきましょう。

Level 4

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3連符や16分音符、その周辺はH、P、Sなどを用いて自分なりに弾きやすいように弾いて下さい。例えば出だしの3弦5f→6fをHやSで弾いても良いでしょう。
どのようなニュアンスで弾くべきか考えて下さい。
2小節目はD#dimが入っていますがジャズではよく見られるアレンジです。
8分音符が続くところはスイング感がでるようにリズムや音の強弱に気をつけて下さい。
最後のE7はオーグメント(R、3rd、#5)のフレーズを弾いています。
オーグメントはオルタードスケールの一部とも考えられ次のコードA7へのドミナントモーションを作ります。

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