弱みを見せるとか見せないとか

先日友達とおしゃべりした際に、たまたま「弱みを見せない男性は恋愛対象になりにくい」という点で意気投合した。それはたまたま私たちにとっては、ということなので、女性がみんなそう思っているわけではないとは思う。

女性はこうでなくちゃいけない、という暗黙のルールはもちろん嫌いだけど
男性は弱音を吐いてはいけないとか、泣いちゃいけないとか、耐えなきゃいけないみたいなルールも好きではない。
強くあり、弱いところを周りに見せない、ということを遂行していった結果、何を感じて何を考えているのかが分かりにくい人は結構多いような気がする。
少なくとも私の夫には辛いときには辛いと言って、困ったときには困った顔をして欲しい。泣いてしまうと可哀想になって私も悲しくなってしまうが夫が一人で悲しむよりも一緒に悲しみたいと思う。

今日タイの映画を見ていたら、普段クールな性格の男性が失敗したときに友人の前で落ち込んで、友人はよしよしとハグをして慰めてあげていて、本人も素直にそれをありがたく受け入れているシーンがあって、私はなんだか妙に安心したし、私の目には新鮮に映った。

普段の性格が無口だったりクールだったり明るかったりどうであれ、失敗したらみんなの前で落ち込んで良いんだ。

性別のみならずキャラクターも含めて「この枠組みに入っている人はこういう行動をとるべきだ」みたいな感覚って無意識にあるんだろうなぁー。と、思ったところで、じゃぁ「弱みを見せない」という選択も受け入れられて然るべきか、とも思い至る。
大事なのは「弱みを見せる」方が良いとか「弱みを見せない」方が良いとか、正解を決めてしまわないことであり、いつでも「弱みをみせて良い」んだよとメッセージを送ることなのかな、と思ったりもする。


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