ゲーム機を実家に預けた話。

生徒さんのレッスン直前キャンセルはご褒美。
意識低い系私です。

スプラトゥーンにはまり、サーモンランで「たつじん+3」まで行きましたので、スウィッチを実家に預けました。

もともと私はゲームが苦手で、友人たちが楽しそうにゲームをしているのを見ているだけで満足するタイプでした。今でもゲーム実況を見ると心が安らぎます。
恐らく私の動作性IQは極端に低いのだと思います。その証拠にレストランなどのアルバイトでは仕事自体を覚えるのは早くても忙しくなってくるとパニックになってしまったり、学生時代の体育の成績はいつも最低。そういった経験から、「瞬間的な判断をしながら動く」事は自分には向いていないと学び、アルバイトや仕事もその指針で選ぶようにしたらストレスがグッと減りました。適材適所ってこと。
ゲームでも同じで、テトリスとかぷよぷよは確かに早めに判断をしなくてはいけないけど瞬間的に複雑な動きを要するものではないので出来るし、謎解き系も楽しめますが、アクション系のゲームはとことん苦手で、「このタイミングであそこに照準を当てながらこのボタンを押して」などという複雑な動作を瞬時に行わなくてはいけないものは絶対に無理でした。遊んでもパニックになるだけなので避けてきました。

しかーしこの頃「新しいことに挑戦し続けなければ脳は衰える」という研究結果を何度か目にして、よーし今まで避けてきたことに挑戦してみようか!と思い白羽の矢が立ったのが、ゲームでした。
絶対に出来ないと思っていたアクションゲームをできるようになるということは、今まで覚えられなかったことを覚え、さらにそれに伴って指が勝手に動くようになるということなので(新しい手続き記憶を創出)ニューロンネットワークが新しい動きを学び脳の活性化になるのではないかと考えました。(私は専門家ではないので真偽の方は不明です)

スプラトゥーンをやりはじめて、最初は散々でした。2週間くらい失敗しながら何度も挑戦して3週間目くらいから少しずつ成績が向上し始めました。途中からはサーモンランというスプラトゥーンの中の対戦形式ではなく、マッチングされた仲間と一緒に鮭を倒すゲームをやり始めて、人と関わるのが苦手な私がみんなと力を合わせて一つの課題に取り組むという経験ができることが楽しい、ということに気づきました。最初はサーモンランの難易度は異常だと思った私ですが、何度も何度も、多分少なくとも100回以上やり続けると「はんにんまえ」から「いちにんまえ」になり「じゅくれん」になり「たつじん」になり・・と私のランクはどんどん上がっていきました。ゲームに負けるとポイントが少し落ちてしまい、負けが続けるとランクダウンしてしまいます。

気づくと自分のランクに執着している自分がいました。「たつじん」からランクダウンして「じゅくれん」になると、ランクを取り戻そうとして長時間ゲームをし続けてしまいます。頭の中の冷静な自分が「パチンコにハマった人が負けを取り戻そうとしている時と同じ状態に陥っているな」と分析していました。そんな冷静な自分との話し合いもあり、ストレス発散の範疇を超えたゲームはすぐ中断するようにルールを定め、ある程度節度を持ってゲームをするように切り替えながらもゲームを続けました。

ゲームに勝つためのコツなども見出せました。それは(散らばる必要があることも時にはあるけど)基本的には常に仲間と行動を共にすること、それが勝つ確率をグンと上げるコツでした。

落ち着いてゲームをしていくと、またランクがするする上がり、ついには「たつじん+3」になりました。次のランクは「でんせつ」。最高ランクです。
「たつじん+3」ともなると猛烈な集中力を注いでゲームをしなくてはなりません。また今後「たつじん+3」からランクダウンしたとき、私はまたランクを取り戻そうと長時間ゲームをする可能性もあります。
ここまできたらもはや「新しいことに挑戦」はもう完了しており、今後やり続けて脳の活性化の効果を得られるかどうかは微妙なので、私のスプラトゥーン生活はとりあえずここまでとします。

そんなこんなでゲームを実家に預けました。

新しいニューロンネットワーク獲得おめでとう。


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