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みやっこネイチャークラブ「行くぜ!本州最東端!」を開催

10月22日(日)、「みやっこネイチャークラブ」の第四回目の活動となる「行くぜ!本州最東端!」を行いましたので、その様子をお伝えします。


「みやっこネイチャークラブ」とは?

宮古市の自然あふれる環境で、こども一人ひとりの「個性」と「自己肯定感」、「やり切る力」、「協調性」といった「非認知能力」を自然遊びを通して楽しく育む自然体験クラブであり、公益社団法人ハタチ基金の助成により実施しています。
6月からクラブメンバーを募集し、小学4年生から6年生までの男子が5名応募してくれています。
また、今回の開催から各イベントへの単発参加も受け入れており、今回は3名が新たに参加してくれました。

「行くぜ!本州最東端!」とは?

『本州最東端の地』重茂半島 魹ヶ崎は宮古市の東方に突き出た半島で、姉吉キャンプ場から徒歩約1時間のところにあります。映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった魹ヶ埼灯台があり、今回はトレッキングで魹ヶ崎を目指すことで「自分自身でやり切る力」、「他者との協力」を育むことと、「地域の魅力再発見」も目的としています。

「行くぜ!本州最東端!」レポート

参加人数

今回から各イベントへの単発参加の受入も開始したところ、新たに3名の児童が参加してくれました。残念ながら今回も全員揃うことはできませんでしたが、6名で元気よく出発です!

出発!

姉吉キャンプ場に到着し、本日のガイドしていただく三陸ジオパーク認定ガイドの松下竜之介さんからトレッキングの注意点などを受けた後に準備体操をして、いざトレッキング開始です!

最初に自己紹介をしてから準備運動を行いました。

遊歩道入り口から歩き始めていきなりの上り坂ですが、ある程度上ったらあとは地形なりに蛇行しながらもほぼ水平なので、時折海を見下ろしながら広葉樹や赤松の松原の中を歩きます。
最初の上り坂はこどもたちにとっては(スタッフにとっても)かなりキツかったらしく、遊歩道までは元気にしていたこどもたちも大人しく黙々と登っておりました。

写真では伝わりにくいですが結構な傾斜です…。

時折、ガイドの松下さんから過去の津波の到達点や、樹木に関する説明もありこどもたちも飽きることなくトレッキングを楽しんでいるようでした。
また、この日は魹ヶ埼灯台の一般公開も行われており、いつもより訪れる方が多いことからすれ違う際には元気よく挨拶をしていました。

2011.3.11東日本大震災で流された浮玉が、今なお木に引っかかり残っています。

到着

トレッキングを続けて約1時間、ようやく本州最東端である「魹ヶ崎」に到着です!
「最果て」という言葉が相応しい断崖絶壁の絶景が迎えてくれました。
さえぎるものが何もなく果てしなく青い海が続き、水平線がはるかかなたに見え、地球が丸いことを実感できます。
本州四端の中で一番到達難易度の高いと言われている「魹ヶ崎」
容易に人々が訪れることの出来ない場所だからこそ、自然形成された最果ての絶景に到達できたときの感動は言葉では表せないほど感動的な光景でした。

見てください、この絶景!

灯台見学

せっかく灯台が一般公開されているということで、昼食前にみんなで灯台内部の見学に行こうということになったのですが、灯台内の螺旋階段がこれまたキツイ!
こどもたちはトレッキングの疲れも見せずにサクサク上っていきます!踊り場から見える景色にとても興奮している様子でした。

知ってました?場所(地名)の名称としては「魹ヶ崎」ですが、
灯台の名称としては「魹ヶ灯台」となるそうです。
遠くの船に向かってみんなで手を振ってます。

昼食を終えてからは少し周囲の散策を行い、最後に本州最東端の碑の前で集合写真を撮影し、また来た時と同じ道をトレッキングにて戻りました。
姉吉キャンプ場に到着すると、宮古市三陸ジオパーク推進協議会(市観光課)さまより、こどもたちに本州最東端訪問証明書や缶バッチなどの記念品を頂き、ご機嫌なこどもたちです。

スタッフと一緒に記念写真♪

塩蔵わかめの芯取り体験

さて、今回はなんと魹ヶ崎トレッキングだけではなく、地域おこし協力隊の八重樫さんからのご厚意で「塩蔵わかめの芯取り体験」もさせていただくことになっておりますので、姉吉キャンプ場を後にして「宮古市重茂水産体験交流館 えんやぁどっと」に向かいます。

到着してからはヘアキャップとエプロン、そして手袋を装着して芯取り体験の開始です。
地域おこし協力隊の八重樫さんが講師となり、手ほどきを受けながらわかめの芯を取っていくのですが、最初はうまくできなくて途中でちぎれてしまったりしていましたが、慣れてくると綺麗に芯を取っていました。

「ちぎれたーっ!」という声もチラホラ。

芯取り体験を終えた後に嬉しいサプライズ!えんやぁどっとイチオシの「天然わかめソフト」をご提供いただきました!これにはこどもたちも大興奮!
帰りのお土産として、先ほど芯取り体験を行った塩蔵わかめも頂き、大満足となった今回の「行くぜ!本州最東端!」となりました。

天然わかめソフトを頂いて大満足!

「みやっこネイチャークラブ」では今後も毎月1回(2月までの全8回)様々な自然体験を行っていきます11月は「自然との共生:森林の魅力を探る林業見学」と題した林業見学を予定しておりますので、その際は改めてレポートいたします。

みやっこネイチャークラブはシーズンを通しての参加としておりましたが、今後は特定の月のみの参加も受け入れるております。
ご興味のある方、参加を希望される方は下記へお問合せ願います。

【お問合せ先】
 NPO法人みやっこベース
 住 所:宮古市末広町8-24
 電 話:0193-77-3809(担当:成田)
 メール:office@miyakkobase.org