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けじめつけるヒプノシスマイクロフォン

『ヒプノシスマイク』のヨコハマ・ディビジョン代表MAD TRIGGER CREWのリーダー、碧棺左馬刻(あおひつぎさまとき)くんのソロ曲「Gangsta's Paradise」におとといあたりからやられてます。サビの『力任せにのさばる正義 ここは中王区以外の場所 盛り上げるこの街ごと けじめつけるヒプノシスマイクロフォン』のリズムが気持ち良すぎる。特に『ここは中王区以外の場所』が。全体的にわりとフロウ(ラップの抑揚やリズムのこと)がシンプルな感じなので、口ずさみやすくて覚えやすいのもいい。

あと個人的にですね、2番の『金銀財宝 手にする代償 ママには内緒 弱肉強食』で死にますね。左馬刻くんさー、すんげードスの効いたゴリッゴリの893のくせにさー、ときどきこういう思いがけない甘さのあるやわらかげなリリックぶち込んでくるの、やめてほしいんですけど。ギャップで死ぬんですけど。「ヒプノシスマイク-Altanative Rap Battle-」でもさー、『ナチュラルハイでイキったクソガキが いっちょ前にマッチョな事言ってまちゅねぇ?」とか言うててさー……いや煽りなのはわかっとるよ?わかっとるけど、初めて聴いたとき普通に死んだよね。推しじゃなくても死んだから、左馬刻くん推しのオンナは雲散霧消してるのでは?碧棺左馬刻のオンナ大丈夫?息してる?

碧棺左馬刻のヤバさは、ひとえにギャップだと思ってる。くりかえすけども、暴力団の若頭(子分の内の筆頭で、次期幹部候補みたいな立場)のゴリッゴリの893なのに、妹のこと死ぬほど溺愛してて甘いし、仲間と認めた相手を見捨てないし、やり返すにも正面突破で卑怯な手は使わない。

MAD TRIGGER CREWの「シノギ」の、『顔で食ってる商売なんだよこちとらヤ○ザ者 生半可な気持ちで俺様に関わっててめえ泣くなよ?』や『尻尾巻いてお家に直帰するのが英断』といった左馬刻パートの歌詞からは、無駄な殺生はしたくないというか、自分が反社会的勢力であってカタギの人間からしたらあんまり関わらないほうがいい立場だということを痛いほど知ってて、わざとこうやって凄んで関わらせないようにしてる、というような印象をおぼえるんですよね。まあ、オタクにありがちな恣意的な深読みなので根拠はないですけど。あと『お家(おうち)』ってリリックがまたずるいわ。ここでも可愛い言葉わざと選んでくるのがにくいわ。

前もこの記事で書いたけど、「Yokohama Walker」も彼のギャップが遺憾なく発揮されてて大変ヤバい。『トラブルばかりの毎日 返り血で汚れた帰り道 本音を言えばシカトしたい それでもこの視界にみなとみらい』……え?し、シカトしたいのかよ……マジで……?あんなにめちゃくちゃ喧嘩買う人が……本当は暴力振るいたくないのかよ……?泣いた……

わたしは古(いにしえ)のオタクなので、テニプリの跡部様からはじまり、どのアニメや漫画にも必ずと言っていいほど存在している俺様キャラには、最推しにはならないまでもずっと好意は抱いてきたんですが(ただし二次元限定。三次元はケンカになる)、左馬刻くんも例に漏れず、好き。ヨコハマの最推しはリオー(毒島メイソン理鶯。元海軍。温厚で冷静で強くて変人で最高。ゲテモノ料理を作るところだけが玉に瑕)なんだけど。まだまだヒプマイ熱は冷めそうにありません。くわばらくわばら。

(今日のBGM)
碧棺左馬刻「Gangsta's Paradise」


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