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ストレイトアウタヨコハマ 誰がこの街の王様?

MAD TRIGGER CREWの「Yokohama Walker」聴いてて、『ヤクザ、チンピラ、ゴロツキばかり どうしようもないなこの吹き溜まり』とか、『挨拶代わりそこらでドンパチ Do or Die ぶっこんだもん勝ち』とか、『何事もない1日なんてこの場所じゃありえないぜ 街の中でも外でもトラブル続きのeveryday』とかいう歌詞に、おいおいヨコハマ世紀末かよというツッコミが毎度頭をよぎる。今日もよぎった。スラム街か。『ヒプノシスマイク』はゲームしか追ってないのでアニメや漫画でどういう設定になってるのかよくわかってないんだけど、ヨコハマあまりに無法地帯すぎんか。ヤクザチンピラゴロツキばかりなん?やばない?

いや、まあ、MAD TRIGGER CREWはヤクザ(碧棺左馬刻)と悪徳警官(入間銃兎)と元海軍(毒島メイソン理鶯)っていう、いかにも危ないことに巻き込まれそうな3人組のチームだからこういう歌詞なのかもしれんけど、ヨコハマ、他のディビジョンに比べて桁違いに物騒

「Yokohama Walker」で死ぬほど好きなのは、左馬刻パートの『トラブルばかりの毎日 返り血で汚れた帰り道 本音を言えばシカトしたい それでもこの視界にみなとみらい』。
血の気の多いヤクザの左馬刻くんは、口も悪けりゃ喧嘩も強くて、強気な発言が目立つ。彼はヤクザだし、おまけにヨコハマ・ディビジョンの代表チームであることも手伝って、しょーもない輩に絡まれることも多い。でも、ほんとは!ほんとは、絡まれてもシカトしたいんだな……とこの歌詞で思い知らされて、ギャップでやられた。

任侠の世界のことはフィクションでしか知らないけど、メンツを何より重んじる世界だし、舐められたら終わりだから、やりたくなくても相手を力で捩じ伏せてるところが、きっと彼にもあるんだなあと思った。実父に暴力振るわれてて、暴力を憎んでたはずなのに、最愛の妹を守りながら生きていくためには力をつけるしかなくて、やむなく暴力に染まっていったんだろうなあ。せつねえなあ。

左馬刻くんって口悪いし沸点低いけど、ちょいちょい情が滲むんですよね。立場的にはゴリゴリに反社だけど、悪党にはなりきれんというか、性根が腐ってない。アホみたいに直球で駆け引きとかできないし。あと一見男尊女卑そう(実際任侠の世界はガチガチにそうだし)なのに、めちゃくちゃ女を尊敬してたり、そういうところがなんか、好きなんですよねー。推しではないんですけど、好きなんですよねー。ゲームのストーリーでも、主人公に対してなんだかんだいちばん気にかけてあげてたし、妹持ち長男特有のお兄ちゃんムーブをところどころさりげなくかましてきて、わたしは軽率に死にました(※わたしは面倒見のいい男がタイプ)。でもヨコハマの中の一推しはリオーです。温厚で気が長くて軽く天然入ってて、でも腕っ節も強くて、懐に入れた相手を見捨てなさそうなタイプで、サイコーなんですよ。あとはゲテモノ料理さえ作らなければ完璧なんだけどな……

(今日のBGM)
MAD TRIGGER CREW「Yokohama Walker」

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