濃霧の中、出勤。この霧に紛れれば、わたしの外殻も烟って、ひとの目に容易には目に留まらなくなる。安心する。

先だっての話ですが、これから弊社を辞める人の話を1時間以上聞きましてね。わたしは集中して聞かないと頭に内容がちゃんと入らない&状況に適した返答ができないので、1時間以上死ぬほど集中して聴いてたんですよ。個人的に仲が良くて聞いてたんじゃなくて会社側として話を聞いてたんで、会社への怒りをわたしにぶつけちゃったりもして。でもこの人は、これまで会社に蔑ろにされて（真実がどうであれ、この人はそう感じて）傷ついてきたんだから、ここは適当にごまかす返事をしたり、不誠実に振る舞ったりしてはいけないところだと思ってその場は踏ん張ったけど、帰宅の電車の中、ひとりになったらどっと疲れがきた。他人の話聞く仕事してる人、そら病むわ。カウンセラーや心療内科医にかかるとき、たまにド失礼&ど厚かましい人に当たったりするけど、あれくらい図太かったり共感力が低かったり独善的だったりせんと、ああいう仕事は続かんのかもしれん。のみこまれる。

退勤したら基本そんなに家庭に引き摺らないほうなんですけども、その日は引き摺りまくってましたね。夫にぶつけないように気を付けてはおったけど、ご機嫌とまではいかんから迷惑はかけたなと思う。なんとかコントロールしないとな。これからもこういう業務はあるし、上手に閉じなきゃ。ひらいてぜんぶ受け入れてたら心が死ぬ。もともと考え込みやすいタイプだから余計に。